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さらばiTunes、iPadをペンタブにできる「macOS Catalina」提供開始
2019年10月8日 18:25
Appleは、無料ソフトウェアアップデートとしてmacOSの新バーション「macOS Catalina (10.15)」の提供を開始した。
対応MacはMacBook 2015以降、iMac 2012以降、MacBook Air 2012以降、iMac Pro 2017以降、MacBook Pro 2012以降、Mac Pro 2013以降、Mac mini 2012以降。
新機能としては、iPadをサブディスプレイとして利用したり、タブレット入力デバイスとしてApple Pencilを使ってMacアプリケーションを操作できる「Sidecar」、Apple以外のソフトウェア開発者がiPadアプリケーションをMacで使えるようにできる「Mac Catalyst」、各アプリケーションやウェブサイトで費やしている時間を確認できる「スクリーンタイム」などが追加されている。
セキュリティ/プライバシーの面では、OSが読み取り専用のシステムボリューム上で動作するようになり、システムがユーザーデータから完全に切り離されるため、重要なOSファイルが上書きされるような事態を回避できるとする。Gatekeeperについても、全アプリについて既知のセキュリティ問題をチェックするようになり、新しいデータ保護機能によって全アプリがユーザーのファイルにアクセス前に許可を得ることが必須となった。
T2セキュリティチップを搭載するMacについては、iPhone/iPadのようにアクティベーションロックに対応。万一どこかに置き忘れたり盗まれてしまったような場合、所有者だけが本体内のデータを消去して再アクティベートできるようになる。Apple Watchによる承認については、ユーザーが自分のApple Watchのサイドボタンをタップするだけで特定のセキュリティプロンプトを承認できるようになった。
そのほか、iTunesを置き換えるかたちでApple Music、Apple Podcasts、Apple TVの3アプリが新たに追加され、ゲームサブスクリプションサービス「Apple Arcade」(月額600円)などに対応している。