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TSMC、“25件の特許が侵害されている”としてGLOBALFOUNDRIESを提訴

 台湾TSMCは1日(現地時間)、同社が保有する25件の特許をGLOBALFOUNDRIES(以下GF)が侵害しているとし、米国、ドイツ、シンガポールにおいて提訴したと発表した。提訴のなかで、GFの半導体製造/販売の差し止め命令を要求し、多額の損害賠償を求めている。

 対象は40nm、28nm、22nm、14nm、そして12nmノードプロセスとされている。

 TSMCによれば、GFはFinFET設計、シャロートレンチ分離技術、ダブルパターニング方、高度なシーリングとゲート構造、コンタクトエッチストップ層の設計といった技術において、TSMCが保有する25個の特許を侵害しているという。これらの特許はTSMCの広範なポートフォリオのうちのごく一部であるとしている。

 リリースのなかでTSMCは、「われわれの特許はイノベーションに対する数十億ドルの投資の結果であり、今回の訴訟は、TSMCの評判、多額の投資、約500社の顧客、そして世界中の消費者を保護し、幅広いアプリケーションを実現する最先端の半導体技術の恩恵を誰もが得られるようにするうえで重要である」と述べている。