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Google ChromeがFTPの廃止に向け、機能をフェードアウト

 Google ChromeがFTPのサポートを段階的に終了させている。

 現在のGoogle ChromeにおけるFTPの実装は暗号化接続(FTPS)およびプロキシに対応しておらず、安全ではないという。また、WebブラウザをFTPクライアントのように使う頻度が低下していることを踏まえ、FTP機能の維持ではなく、削除を決定した。

 Google Chrome 72以降では、FTPを介したドキュメントサブリソースのフェッチング、およびトップレベルのFTPリソースのレンダリングを削除している。74以降ではバグにより、HTTPプロキシを介したFTP URLへのアクセスを削除。そして7月末に公開した最新のバージョン76では、FTPのプロキシサポートが削除されている。

 今後のロードマップについては説明がないが、FTPの使用率が低下していることを踏まえると、完全に削除されるのもそう遠くないだろう。