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ロジクール、「薄型メカニカルスイッチ」搭載で22mm厚のゲーミングキーボード

~無線と有線を同時投入

G913

 ロジクール株式会社は、ゲーミングブランド「ロジクールG」より、薄型メカニカルゲーミングキーボード2製品を29日より発売する。

 発売されるのは無線モデルの「G913」と有線モデルの「G813」で、税別店頭予想価格はそれぞれ30,250円、23,250円。

 上面に航空グレードの5052アルミ合金を採用した薄型筐体が特徴のキーボードで、本体厚は22mmに抑えられている。Kaihuaと共同開発した独自のロープロファイルメカニカルスイッチを搭載しており、5,000万回の耐久性を謳う。

 打鍵感のあるタクタイル、滑らかなリニア、クリック音の鳴るクリッキーの3種の異なるスイッチを用意。いずれも押下圧は50gで、ストロークは2.7mm。アクチュエーションポイントが通常のスイッチと比べて25%短い1.5mmと浅く設定されているため、高速なキー入力で優れたゲームプレイに貢献するとしている。

 各キーはRGB LEDのバックライトを備えており、1,670万色から任意の色に設定できる。

薄型設計
独自開発のロープロファイルスイッチ
実機写真
非常に薄い
RGB LED搭載

 G913では、有線接続と同等の反応を実現する独自無線技術「LIGHTSPEED」によるUSBレシーバー無線接続のほか、Bluetooth 5.0と、Micro USB(有線)での接続に対応する。

 リチウムイオン電池を内蔵しており、連続使用時間(LED利用時)は30時間。

 通常のキーのほか、Gキー、ゲームモード、バックライト、メディア、オンボードプロファイル、Bluetooth、LIGHTSPEEDボタンを備える。

 配列は日本語でテンキーも備える。高さ調整は2段階。

LIGHTSPEED対応で30時間駆動可能
ボリュームローラーも搭載
任意の設定が可能なGキー
G913の製品特徴
製品レイアウト

 G813は無線機能とBluetooth/LIGHTSPEEDボタンを省いたモデルで、USBパススルーポートも備える。そのほかはG913と共通。USBケーブル長は1.8m。

 本体サイズは475×150×22mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1,025g(G813は1,145g)。保証期間は2年間。

G913本体側面
裏面とLIGHTSPEEDレシーバー

 都内で行なわれたメディア向け説明会では、米Logitechプロダクトマネージャーのケイト・ウー氏、ロジクールGブランドアンバサダーでゲームキャスターの岸大河氏らが登壇。

左から米Logitech Logitech Gシニアプロジェクトマネージャー アラン・ルー氏、同社プロダクトマネージャー ケイト・ウー氏、ロジクールGブランドアンバサダー/ゲームキャスター 岸大河氏、株式会社ロジクール ゲーミングクラスターカテゴリーマネージャー 伊達玄四郎氏

 ウー氏は「今回ロープロファイルスイッチの採用に至ったのは、ノートPCユーザーの増加や、デスクトップPCでも最初に触れるのがメンブレンスイッチのキーボードというゲーマーが多くなっていることを受けて、そういった人々が親しみやすいスイッチとして採用した」と説明。

 Cherry MXではなくKaihuaスイッチを選択した理由については、MXのロープロファイルスイッチがリニアしか製品ラインナップがなかったためであるとした。

 なお、テンキーレスモデルの予定について尋ねられると、ルー氏は「Wait and See」と回答していたので、製品の登場に期待したい。

 岸氏は、従来のメカニカルスイッチらしくない、反応が早く今までにない感覚のキーボードと述べ、QuakeなどスポーツFPSのプレイヤーは反応性を重視し、パンタグラフを好んでいたことを思い出し、その頃の感覚でプレイできると語り、ハイエンドモデルなので色々なものを求めるゲーマーにオススメできるとした。

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