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独Infineon、半導体企業Cypressを約1.1兆円で買収

~半導体で世界8位、自動車向けではトップに

 独半導体メーカーのInfineon Technologiesは2日(現地時間)、米半導体製造のCypress Semiconductorと、買収についての最終合意書への署名を完了したことを発表した。InfineonはCypressに1株あたり23.85ドルを支払う予定で、Cypressの企業評価額は90億ユーロ(約1.09兆円)となる。

 Cypressの株主および関連規制機関、そのほかの慣習的な条件による承認を経て、2019年末~2020年初頭までに買収を完了する見込み。

 買収により、Infineonは世界第8位の半導体メーカーとなる見込みで、自動車向け半導体チップにおいては世界最大のサプライヤーとなる。

 Infineonでは、Cypressはマイクロコントローラのポートフォリオや、Infineonの主要なパワー半導体、センサー、セキュリティソリューションを補完するソフトウェア、接続コンポーネントを擁しており、この買収によってInfineonはより幅広い用途に対応できるようになるとしている。