Infineon、Bluetooth 5.4対応で低消費電力/高性能を両立したSoC

AIROC CYW20829

　独Infineon Technologiesは23日(現地時間)、Bluetooth 5.4対応のSoC「AIROC CYW20829」を発表した。

　AIROC CYW20829は、デュアルコアのArm M33デバイスで、低消費電力と高性能を適切に組み合わせ、Bluetooth Low Energy(LE)を使用するすべてのデバイスをサポートするように設計されたというSoC。送信出力電力は10dBm、受信感度はLE 1Mbpsで-98dBm、LE Long Range 125Kbpsで-106dBm。

　なお、Bluetooth 5.4では、PAwR(Periodic Advertising with Response)、暗号化広告データ(Encrypted Advertising Data、EAD)、LE GATT Security Levels Characteristicなどの機能が追加。PAwRはエネルギー効率の高い双方向通信を可能し、EADは広告データを安全にブロードキャスト送信するための標準的なアプローチを提供するという。