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東芝メモリの新フラッシュメモリ工場にWDが共同投資

建設中の北上工場 第1製造棟

 東芝メモリ株式会社は、岩手県北上市に建設中の北上工場(東芝メモリ岩手株式会社 第1製造棟)において、米Western Digitalと共同で設備投資を実施する正式契約を締結したことを発表した。

 同工場では、データセンターやスマートフォン、自動運転向けを中心にストレージ需要の拡大が見込まれる3次元フラッシュメモリを生産する。

 建設中の第1製造棟(K1)は2019年秋の竣工予定で、今回の共同設備投資は、2020年からの96層3次元フラッシュメモリ生産に向けたものとなる。投資の実施後は、2020年後半にかけて生産体制の構築を目指す。

 両社は3次元フラッシュメモリの共同開発、市場動向に合わせた共同設備投資など、それぞれの技術競争力強化に向けた取り組みを積極的に展開し、今後もメモリ事業におけるリーダーシップを発揮していくとしている。