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Windows月例更新でVIAプロセッサにもSpectre/Meltdown対策が盛り込まれる

~ただしAvast、Avira、Sophosと競合する不具合

 Microsoftが4月9日(米国時間)にリリースしたWindows 7/8.1の月例更新およびセキュリティ更新プログラムに、VIAプロセッサ上でのSpectre V2およびMeltdown対策が盛り込まれていることが明らかとなった。

 対象は、Windows 7 SP1およびWindows Server 2008 R2 SP1に向けて提供されたKB4493472とKB4493448、そしてWindows 8.1およびWindows Server 2012 R2向けに提供されたKB4493446およびKB4493467。これらをインストールすることで、VIAプロセッサをベースとしたコンピュータ上で、Spectre V2およびMeltdown緩和策が有効化できる。

 なお、標準でこの対策が有効になるのはクライアント向けOSのみで、サーバー向けOSでは無効になっている。いずれのOSでもレジストリの操作によって対策の有効化/無効化の切り替えが可能。

 Windows 10については、バージョン1803向けに提供されたKB4493464でのみ、VIAプロセッサのSpectre V2/Meltdown免疫が盛り込まれているようだ。サポートが継続しているバージョン1709、および最新の1809向けに配信されたパッチのリリースノートでは、VIAプロセッサに関する記述はない。

 また、4月の月例更新の一部では、Avast、Avira、Sophosといったセキュリティ対策ソフトと競合してしまい、PCが応答しなくなるなどの症状が確認できている。このため、SophosおよびAviraが入ったPC向けの配信は一時ブロックされている。Avastはすでに緊急対策プログラムを配布済みで、PCを起動した状態にしておけば自動的に適用される。