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NEC PC、春モデルで“パッと起動”対応製品を拡大
2019年1月22日 15:24
NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は22日、個人向けPCの2019年春モデルを発表。これに合わせて都内で記者説明会を開催し、同社執行役員の河島良輔氏が新製品の特徴などについて語った。
河島氏は冒頭で、「2019年はNECの「PC-8001」発売からちょうど40周年目を迎える。PC-8001発売以来、PC No.1ブランドとしてユーザーにご愛顧いただいているが、2019年はさらに盛り上げたい」と意気込みを語った。
NECは長年PC事業に取り組んできたが、そこでの成功体験はいいところもあって悪いところもあるという。それはユーザーが本当に困っていることやほしいものは、NECの技術や提供できるものとは異なるのではないか、つまり、成功体験を踏襲し続けては、ユーザーの本当のニーズに応えられないのではないかという危機感だ。
そこでNEC PCは2018年の秋冬モデルから、ブランドスローガンとして「PCとは愛だ」を掲げ、製品づくりを一から見直した。目指すところは、「PCを使うさいに、ユーザーが大切なパートナーと付き合い、話しているような関係」だという。
そのために、まずは、いまユーザーがもっとも困っている、もしくは不便に思っていることを解消することだという。NEC PCのユーザーのなかで多く挙がっている不満として、まず「起動が遅い」、そして2番目に「使い方がよくわからない」があるとし、この2つの不満を解消するための取り組みを、2018年秋冬モデルから取り組んできたという。
「起動が遅い」という不満を解消するのが「パッと起動」。IntelプラットフォームではOptaneメモリー搭載モデルを増やし、HDDの大容量とSSDに近い高速性を実現。これにより2018年秋冬モデルでパッと起動対応製品が全ラインナップの54%を占めていたのに対し、2019年春モデルでは86%に引き上げた。
一方で「使い方がよくわからない」ユーザーのために、「使い方相談」サポートを無料で提供する。加えて、申込みで最初の1年間は無料、2年目~4年目は税別月額700円で利用できる安心保証サービス(落下/水こぼし/天災による故障)+100GBまでのオンラインデータバックアップを提供する。
NEC PCは現在、ホーム、プロ、教育の3つの分野の製品に注力しているが、春商戦は新生活/新学期ということで、ホーム向け製品を2種類(一体型と15.6型ノート)、教育向け製品を1種類(LAVIE Note Mobile)投入する。
新生活応援キャンペーンも1月24日~4月7日のあいだに実施し、薄型軽量モバイルの「LAVIE Hybrid ZERO」は店頭価格(税別)から1万円、「LAVIE Note Mobile」は同価格から5,000円割り引く。加えて、すでに2018年12月5日から実施しているが、NECやレノボのPCが最優秀賞として贈呈される「micro:bitで作ってみよう キッズ・プログラミングコンテスト」も、2019年1月28日まで実施している。