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トレンドの光るPCはハデなだけではつまらない
~【DIY PC 08】マザー&ケースの機能を活用して作るイルミネーションPC
2018年10月18日 06:00
最近ではありとあらゆるパーツにLEDが組み込まれており、気軽にイルミネーションを楽しめるようになってきた。しかし、そうしたパーツをやみくもに組み合わせるだけではダメだ。美しいPCを作りたいなら、光の品質と統一感にもこだわりたい。
たとえば、LEDの発光素子が丸見えだと、安っぽくなってしまい高級感を演出できない。また組み込んだケースファンのメーカーがバラバラだと、制御がめんどうになるだけでなく、同じ色に調整したはずなのに色みが変わって見えるため興ざめしてしまう。ここでは各パーツのLEDを調和させ、美しさとインパクトを両立するイルミネーションPCを作ってみよう。
【Point 1】イルミネーション重視なら強化ガラス搭載ケースを選ぶ
イルミネーションを楽しみたいなら、強化ガラス製の筐体を採用するPCケースを選ぼう。光の透過感や光の広がりなどを考えると、アクリルパネルより強化ガラスのほうが、より美しく見える。また最近では、マザーボード表側だけではなく、裏側の側板や前面パネルなどに強化ガラスを採用するモデルも増えてきた。
今回のPCケースは、両側板や前面パネルに強化ガラスを採用し、前面にイルミネーション対応の12cm角ファンを3基装備する「Obsidian 500D RGB SE」だ。搭載するケースファンは、同社製の「LL120 RGB」で、PCケースに同梱される制御ユニット「Commander PRO」と「RGB Fan LED Hub」に接続することで、Windows上から色や点灯パターンを細かく制御できる。ガラスパネルはスモークタイプなので、LEDの光は落ち着いたものとなる。大人のイルミネーションといった雰囲気だ。
前面や天板には、多数のファンや大型の水冷ラジエータを組み込めるほか、ファンマウンタ部分だけを取り外して作業できる。イルミネーションPCでは見栄えのする大型水冷ラジエータを組み込みやすいのもうれしい。
【Point 2】ビデオカードとメモリはマザーボードから制御
マザーボードやビデオカード、そしてメモリも当然、LED搭載モデルを選ぶ。ただしそれらを個別に制御するのはめんどうなので、マザーボードから一括して制御できるようにしよう。今回はGIGA-BYTEのLED制御機能「RGB Fusion」が利用できるマザーボードをベースに、同社のビデオカードと、マザーボードメーカー各社のLED制御機能に対応するKingstonのメモリを組み合わせた。
【Point 3】ファンは電源ケーブルとLEDケーブルの2本を接続
500D RGB SEでは、Commander PROとRGB Fan LED Hubを利用することで、合計6基のファンを制御できる。今回は標準搭載の3基に加え、さらに3基のLL120 RGBを追加するので、ケーブルの整理やそれらの制御ユニットの配置が重要だ。
LL120 RGBでは、電源ケーブルとLEDケーブルの2本を装備しており、それぞれを図のとおりに正しく接続する必要がある。どのケーブルを制御ユニットのどこに挿したかを把握しておかないと、色や回転数を制御するときに分かりにくくなるので、1つ1つていねいに接続していこう。
Hydro H150i PRO RGB 360mmの水冷ヘッドにも、RGB対応LEDが組み込まれている。本来はこの制御ケーブルもCommander PROに接続するべきだが、今回の配線状況ではCommander PROにケーブルが届かなかったため、変換アダプタを利用してマザーボードのUSB 3.0ピンヘッダに接続した。
【Point 4】Corsairのユーティリティで自由なイルミネーション
今回のケースファンは、アドレサブルLEDを搭載するタイプなので、虹色に回転する美しいイルミネーションが楽しめる。またiCUEから、LEDの発光素子ごとに細かく色を変更したり、RGB対応LEDのように単色表示に変更したりすることも可能だ。
iCUEからは、Corsairのキーボードやマウス、マウスパッドも制御できる。キーボードのキータイプに合わせてイルミネーションを点灯させたり、PCゲームのプレイ状況に合わせて雰囲気を変えたりといったことも自動で行なえる。PCを設置する場所の雰囲気や、自分の気分に合わせ、好きなようにコーディネイトを楽しんでみよう。
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