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Google、SNSサービス「Google+」を2019年8月で終了へ

~最大50万ユーザーの非公開プロフィールが流出したおそれ

 米Googleは8日(米国時間)、同社SNS「Google+」について、2019年8月をもってコンシューマ向けのサービス提供を終了すると発表した。

 サービス終了のおもな理由として、同社ではGoogle+のユーザーセッションの9割が5秒未満で離脱しており、エンゲージメントと使用率ともに低いためであることを挙げている。

 加えて、氏名やメールアドレス、生年月日、性別などを非公開設定にしていたユーザーについて、Google+ APIのバグによって、2018年3月に修正されるまでのあいだに、社外の開発者が閲覧可能になっていたことも発表。最大50万ユーザーが影響を受けたとしている。

 Googleによれば、同APIを利用した可能性のあるサードパーティー製アプリは最大438件あるが、悪用された証拠は見つかっていない。しかし、APIログは約2週間分しか保存されていないため、それ以前については不明となる。

 なお、サービスの終了はコンシューマ向けのみで、法人向けのサービス提供は継続するとしている。

 本件に関連し、GoogleではGoogleアカウントの連携時により細かな共有データ情報の表示をユーザーに提示するなど、プライバシー保護関連の取り組みを強化すると発表している。

Googleアカウントの新連携UI