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Google マップの通勤/通学サポート機能が大幅強化。海外ではバスや電車の現在地の表示も可能に

候補の移動手段と所要時間の予想が表示される

 Googleは4日、同社が提供する「Google マップ」アプリで通勤・通学先までの乗り換え案内や混雑情報を表示する機能を追加した。乗車予定のバスやタクシー、電車などの現在地をリアルタイムに表示可能としたほか、遅延や混雑情報に基づいた迂回路の表示もなされる。

 これまでも通勤・通学先までの乗り換え情報や障害情報は表示されていたが、徒歩・車・電車など複数の交通手段を用いた場合それぞれの所要時間を一覧できるなど、ブラッシュアップが行なわれた。

ナビゲーション画面から再生コントロールが可能

 また、ナビゲーション機能を使用時にSpotify、Apple Music、Google Play Musicなどの音楽配信サービスと連携可能な再生コントロール機能が追加され、運転中にアプリケーションを切り替える必要がなくなった。

画像の例ではバスの現在地が表示されている

 電車やバスのリアルタイム現在地表示機能は、バスや電車の乗り逃しを防ぐための機能だ。こと日本では、電車は比較的時刻表に忠実に運行されており遅延情報の入手も容易でイメージが湧きづらい。しかし、バスやタクシーはどうしても道路の混雑状況で到着時刻が前後するため、待ち時間の短縮という点では日本でも便利に使える機能となるだろう。

 残念なことに、リアルタイム現在地表示は現時点では米国を始めとした海外の大都市での提供に限られ、日本国内では提供されていない。今後利用可能な都市は増える予定とのことなので、国内での提供開始を期待したい。