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Seagate、容量14TBのHDDを5モデル一斉投入

 米Seagate Technologyは10日(現地時間)、容量14TBの3.5インチHDDを一挙に5モデル投入した。

 ラインナップは、NAS向けの「IronWolf 14TB」と「IronWolf Pro 14TB」、デスクトップ向けの「BarraCuda Pro 14TB」、監視カメラシステム向けの「SkyHawk 14TB」、そしてサーバー向けの「Exos X14」。推奨小売価格は順に529.99ドル、599.99ドル、579.99ドル、509.99ドル、614.99ドル。

 IronWolfシリーズはNASに特化し、年間300TBのワークロードに耐える耐久性を持つ。NASに最適化した独自のAgileArrayファームウェアにより、RAID性能を向上させ、デュアルプレーンバランス、振動センサー、電源管理、エラーリカバリコントロールなどをサポートする。

 BarraCuda Proは7,200rpmの回転数と250MB/sのデータ転送速度、256MBのキャッシュを持ち、独自のMulti-Tier Caching Technologyにより高い性能を実現。8Kビデオを含む大容量ファイルのバックアップなどに好適としている。

 SkyHawkはImagePerfectファームウェアにより、ドロップフレームやダウンタイムを低減。14TBの容量により、64基のHDカメラの録画を9,000時間以上保存できる。

 Exos X14はサーバー向けで、従来のExos 10TBから記録密度を40%向上させることで、サーバー全体の容量密度を引き上げられる。また、「Seagate Secure」によるハードウェア暗号化をサポートし、FIPS140-2レベル2に符合し、Common Criteria for Information Technology Security Evaluation ISO/EIC 15408規格標準をサポートする。