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日本HP、6コアCPUとGTX 1070搭載で小型化したゲーミングノート「OMEN by HP 15」

~出先からでも自宅のゲーミングPCが遊べる新サービスも

OMEN by HP 15(国内版は日本語配列キーボード搭載)

 株式会社日本HPは、OMEN by HPブランドより、15.6型ゲーミングノートPC「OMEN by HP 15 (15-dc0000シリーズ)」を7月12日より発売する。税別直販価格は199,800円から。

 CPUにCore i7-8750H(6コア/12スレッド、2.2GHz)、GPUにGeForce GTX 1060または1070(Max-Q)を採用したノートPC。

 従来モデルよりもディスプレイのベゼルを削減し、本体サイズを小型化。幅は7.4%、奥行きは4.6%削減している。

 サイズは小型化しているが、排気孔と吸気孔はより大きくなり、冷却効率を向上。冷却ファンもFDBベアリングと3段階駆動モーターを採用し、静音性が高められている。

 ディスプレイはフルHD(1,920×1,080ドット)の15.6型で、G-Syncに対応した144Hz駆動のIPSパネルを採用。

 搭載GPUの違いで2モデルを用意し、パフォーマンスモデルがGTX 1060(6GB GDDR5)、ハイパフォーマンスモデルがGTX 1070(8GB GDDR5)を搭載する。

 そのほかのおもな仕様は共通で、DDR4-2666メモリ16GB、256GB NVMe SSD+2TB HDD、OSにWindows 10 Proを搭載。

 インターフェイスはThunderbolt 3、USB 3.0×3、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernet、HDMI 2.0、Mini DisplayPort、音声入出力。

 バッテリ駆動時間はパフォーマンスモデルが約5時間、ハイパフォーマンスモデルが約6時間。本体サイズは360×263×25.5~30mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.48kg。

背面
実機
サイズを縮小
前モデルとの比較
底面パネルはドライバ1本で着脱可能で、メモリの増設などに対応する

 本製品と同時に、独自ユーティリティ「OMENコマンドセンター」の新機能として、「Game Stream」機能もアナウンスされた。

 Game Streamは、同種のゲームストリーミングサービスを提供している「Parsec」の技術を利用して、OMEN by HPのゲーミングPCをホストとして、クライアントのWindows 10 PCにゲーム画面をH.264の映像として配信し、クライアントPCでゲームを遊べるというもの。

 ゲーム自体はOMEN by HP側で実行されているため、クライアントPCの性能に依存せずゲームを楽しめるのが特徴。回線環境によるが、1080pまたは720pで60FPSの高画質でプレイできるという。

 ValveのSteamで実装されている「Steam Link」などと異なり、同一LAN内の縛りがないため、外出先などでも自宅のPCでゲームを楽しめる。

 OMENコマンドセンターはHP製PC以外にもインストールできるため、ホストがOMEN by HP製品であれば、他社製ノートPCなどをクライアントとして使うこともできる。

 まずはOMEN by HP 15および17の2製品で対応し、そのほかのOMEN by HP製品は7月20日頃に配信予定のアップデートで同機能に対応するとしている。

OMENコマンドセンターがMicrosoftストアで配信開始
クラウドゲーミングへの要望
ホストのOMENとクライアントのPCに同じHPアカウントでログインするだけ
The Crew 2によるデモ
推奨環境
概要