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Windows 10 RS5、EdgeにWebページの動画自動再生を抑止する機能

Webサイトのアクセス許可を追加

 米Microsoftは11日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview「Build 17713(RS5)」をFast ringで配信開始した。

 RS3およびRS4のときにもあったように、今回のビルドでは1つ先のバージョンのOSを入手するためのSkip Aheadのチェック項目がなくなっている。次に項目が現われたさいは、以前にオンにしていた場合でもチェックが外された状態になっているので注意されたい。

 Build 17713では、Edgeの改良が行なわれ、自動的に動画などを再生するWebサイトに対して、自動再生を制限する設定を用意。Webサイトの認証(アドレスバー上の鍵アイコン)を選択し、「Webサイトのアクセス許可」の「メディアの自動再生」から制限するかどうかを選ぶことができる。

 Build 17711でも読み取りビューの改良が行なわれたが(Windows 10 RS5、Edgeの読み取りビューを細かく改良参照)、今回は読み取りビューに辞書機能を追加。単語を選択すれば、その意味がポップアップ表示されるようになっている。ただし、英単語を選択した場合に、表示されるのは英英辞書(OxfordDictionaries)の内容で、現時点では英和辞書などは用意されていないようだ。同様に日本語の単語を選択しても、意味は表示されなかった。

辞書機能

 EdgeでPDFファイルを開いた場合に表示されるツールバーにも手が入り、各アイコンに合わせてボタン名も表示するように変更。これまではアイコンのみ表示されており、親切ではなかった。また、「ノートの追加」ボタンが設置され、PDF上ですぐに手書きが行なえるようになっている。ツールバーもピン留め可能になり、ツールバーが隠れてしまわないように設定できるようになった。

PDF表示時のツールバーを改良

 このほか、PDF表示時のレンダリングを改善し、PDFを操作するさいに真っ白になった状態のページが表示されにくくなっている。