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コンシューマー向けSSDの頂上対決! 最新製品の実力はここまで来た!!
~夏のPCパーツ大品評会 その5 Intel「Optane SSD 905P」、Samsung「SSD 970 PRO」
2018年7月6日 06:00
最強と最速、どちらを選ぶか
現在コンシューマ向け最高性能SSDと言えば、IntelのOptane SSD 905PとSamsungのSSD 970 PROだ。Optane SSD 905Pは、記憶媒体に独自の不揮発メモリ「3D XPoint」を採用。これによって、NANDメモリでは実現できない耐久性、ランダムライト性能、低レイテンシを実現している。ベンチマークではその性能の一端を垣間見ることしかできないが、レイテンシの低さが効くアプリの起動はSSD 970 PROよりもわずかに速い。また、速度低下も一切見られないなど、最高の使用感を実現した製品と言えるだろう。とくにゲーム用途にオススメだ。
一方、SSD 970 PROは、最大速度でSSD 905Pを大きく上回る3,500MB/sオーバーを実現し、現役最速だ。また、アプリの起動速度では、Optane SSD 905Pに一歩譲るが、その差は大きくない。SSD 970 PROは、2MBの最大転送長をサポートし、大きいデータの転送効率を向上させており、これが使用感の向上に一役買っている。大型データの移動を高速に行ないたい場合には本製品の特性が活きるだろう。(北川達也)
メーカー名 | Intel | Samsung Electronics |
---|---|---|
型番 | SSDPE21D480GAX1 | MZ-V7P1T0B/IT |
容量 | 480GB | 1TB |
メモリタイプ | 3D XPoint | 3D MLC NAND |
キャッシュ容量 | 非公開 | 1GB LPDDR4 |
シーケンシャルリード | 2,600MB/s | 3,500MB/s |
シーケンシャルライト | 2,200MB/s | 2,700MB/s |
4Kランダムリード | 575,000IOPS | 500,000IOPS(QD32) |
4Kランダムライト | 550,000IOPS | 500,000IOPS(QD32) |
TBW(Total Byte Written) | 8.76PB | 1,200TB |
保証期間 | 5年 | 5年間またはTBW1,200TB |
【検証環境】CPU:Intel Core i5-7600K(3.8GHz)、マザーボード:ASUSTeK PRIME Z270-K(Intel Z270)、メモリ:Micron Crucial Ballistix Sport BLS2K8G4D240FSA(PC4-19200 DDR4 SDRAM 8GB×2)、システムSSD:CFD販売 S6TNHG6Q CSSD-S6T256NHG6Q(Serial ATA 3.0、256GB)、OS:Windows 10 Enterprise 64bit版、温度:TxBENCHでシーケンシャルリード(QD32)を5分間実行した際の値を「HWiNFO64」で測定、※Intel Optane SSD 905PはASRockのU.2 Kitを使用してマザーボードのM.2スロットに接続
※記事中では、SSDのシールやラベルを剥がして撮影していますが、製品によっては、表面、裏面ともにシールやラベルを剥がすと保証対象外となる場合があります。
【お詫びと訂正】本ページの元記事であるDOS/V POWER REPORT 8月号紙版では、CrystalDiskMarkのテスト結果のうち、Samsung SSD 970 PRO MZ-V7P1T0B/ITのRandom Write 4KiB(Q32T1)の数値が誤っておりました。本ページ掲載の数値が正しい結果です。関係者のみなさま、ならびに読者のみなさまにお詫びして訂正いたします。また、上記の訂正に伴い、グラフの解説文の内容も訂正いたしました。併せてお詫びいたします。
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