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ドスパラ、完全刷新のゲーミングPC「GALLERIA GAMEMASTER」2018年モデル

GALLERIA GAMEMASTER GX

 株式会社サードウェーブは、「GALLERIA GAMEMASTER」ブランドより、ゲーミングデスクトップPC 8製品を発売した。

 ミニタワーが4製品、ミドルタワーが4製品で、3日に発表された第8世代のCore i5-8500(6コア/6スレッド、3GHz)または、Core i7-8700(6コア/12スレッド、3.2GHz)を搭載する。

 GALLERIA GAMEMASTER 2018年モデルは、「PCゲームを遊ぶためのゲーム機」をコンセプトに設計された製品で、安心・快適性とともに動作の安定性を重視しているという。

「PCゲームを遊ぶためのゲーム機」がコンセプト

 製品のおもな仕様は以下のとおり。

ミニタワーモデル
製品GALLERIA GAMEMASTER GMHGALLERIA GAMEMASTER GMTGALLERIA GAMEMASTER GMFGALLERIA GAMEMASTER GMZ
OSWindows 10
CPUCore i5-8500Core i7-8700
GPUGeForce GTX 1050 TiGeForce GTX 1060 (6GB)GeForce GTX 1070 TiGeForce GTX 1080 Ti
メモリDDR4-2666 8GBDDR4-2666 16GB
ストレージ500GB SSD+1TB HDD
マザーボードIntel H370搭載microATXマザーボード
電源80PLUS TITANIUM 600W ATX電源80PLUS TITANIUM 800W ATX電源
税別価格149,800円189,980円229,980円279,980円
ミドルタワーモデル
製品GALLERIA GAMEMASTER GXHGALLERIA GAMEMASTER GXTGALLERIA GAMEMASTER GXFGALLERIA GAMEMASTER GXZ
OSWindows 10
CPUCore i5-8500Core i7-8700
GPUGeForce GTX 1050 TiGeForce GTX 1060 (6GB)GeForce GTX 1070 TiGeForce GTX 1080 Ti
メモリDDR4-2666 8GBDDR4-2666 16GB
ストレージ500GB SSD+1TB HDD
マザーボードIntel H370搭載ATXマザーボード
電源80PLUS TITANIUM 600W ATX電源80PLUS TITANIUM 800W ATX電源
税別価格149,800円189,980円229,980円279,980円
GALLERIA GAMEMASTER GM

 都内で開催された製品発表会には、株式会社サードウェーブ 常務取締役の榎本一郎氏、同社ゲーミング部 瀧吉祐介氏らが登壇。

 榎本氏は、eSports市場は世界的に大きな成長が見込まれている分野であると述べ、興行としての市場だけでなく、周辺の環境整備やハード/ソフトウェア、選手のコーチングや試合の配信、マーケティングなど周辺市場も含めれば、2020年には5,000億円以上の規模になっていてもおかしくないと説明。

 日本でも、日本eスポーツ連合(JeSU)の発足や、吉本興業、Jリーグの参入など、動きが活発になってきたと述べた。

株式会社サードウェーブ 常務取締役 榎本一郎氏
同社ゲーミング部 瀧吉祐介氏
世界的にeスポーツ市場は大きな成長が見込まれている
日本のトレンド

 サードウェーブとしては、エコシステムはユーザーを中心に、メーカーや団体、メディア、選手、ストリーマーなどさまざまな価値が繋がっていくことで、「ユーザーの選択肢の幅を拡げ、あらゆる人の可能性を拡大していくもの」として考えていると述べた。

 同氏は、eSportsも、野球好きの子供がプロ野球選手を目指すように、フィジカルスポーツと同じようなエコシステムが構築されるべきであり、業界とはそういうものだと述べ、プロになれなかったプレイヤーも、コーチや解説者として活躍したり、ゲームメーカーに勤務するといった雇用の創出も考えられると語った。

 それらに貢献するため、サードウェーブでは、eSportsを「若者にチャンスを与えられる事業領域」と捉え、今後大規模な投資を行なっていくとし、その1つが、15日にオープン予定の「LFS池袋 esports Arena」であると説明した(サードウェーブ、東京・池袋に都内最大級のeスポーツ施設参照)。

サードウェーブの考えるエコシステム
GALLERIAの歴史

 製品の説明を行なった瀧吉氏は、ハードウェアに要求される「安心して使えること、安定して動作し続けること」を第一に考えた製品になっているとした。

ハードウェアへの要求
eスポーツ元年の“eスポーツマシン”

 動作サポートとして40タイトル以上を実機で動作検証し、動作環境の理解などPCの知識が必要とされてきたPCゲームでも、「買うだけでゲームが当たり前に動く」ようなゲーム機になっているとする。また、24時間365日対応の専用ユーザーサポートを設置し、トラブル時も即座に解決できるとした。

 パーツ面では、前述の第8世代CoreプロセッサやGeForce GTX 10シリーズの採用に加え、80PLUS TITANIUM認証取得の高品質電源を搭載することで、システム全体の安定性を高めているという。

安定、安心、快適の3要素
40タイトル以上の動作サポート/年中無休のユーザーサポート/高い品質管理体制による安心さ
第8世代Coreプロセッサ/GTX 10シリーズGPU/Windows 10とSSD標準搭載による快適性
効率的なエアフローと高品質/高効率電源による安定動作

 ケースは新たにエアフローを重視した設計とし、CPU周辺温度が3~4度低下しているほか、従来よりも開口部が減ったことで、騒音値も2~3db程度低減されたという。

ケース内圧/外圧の差を使って冷却効率向上
従来モデルは全面に通気孔を設けていた
新モデルでは側面/底面吸気-背面排気のエアフロー
開口部を減らし騒音値を低減しつつ冷却性能は維持

 ケースのデザインは、「静と動」をモチーフに、ユーザーから「渋い/シックなイメージ」との評価を受けている従来のケースと、ゲーミングの派手なイメージを組み合わせ、前面パネルは万人受けするシンプルなデザインとしながら、左側面パネルにガラスパネルを採用。

 前面のインターフェイスにはUSB 3.0×4を配置し、機能性も確保していると説明した。

静と動のデザイン
シンプルな前面パネル
サイドパネルはガラス
ハードウェアの特徴
ゲストとして登壇したJeSU 専務理事 平方彰氏
インテル株式会社 執行役員 第3営業本部 本部長 藤木貴子氏
NVIDIA Japan コンスーマーマーケティング部兼チャネルセールスマネージャー 高橋一則氏
日本マイクロソフト株式会社 コンシューマー&デバイス事業本部 デバイスパートナー営業統括本部 執行役員 梅田成二氏
実機写真
参考展示されていたLEDファン搭載モデル。CPUクーラーは簡易水冷となっていた。瀧吉氏によれば、将来的にこういった製品も投入していきたいとのことだ