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Google、iOSにも対応するアプリUI作成ツールを提供
2018年3月1日 19:54
米Googleは2月27日(米国時間)、「Mobile World Congress 2018」にて、モバイルUIフレームワーク「Flutter」のベータ提供開始を発表した。
Flutterは、iOSおよびAndroidでアプリのネイティブインターフェイスを開発できるフレームワーク。
2017年にアルファ版が公開されているが、ベータ版では右から左に向かって書くRTL言語のサポート、iPhone XおよびiOS 11への対応、インライン動画、対応画像形式の追加、Flutterコードのバックグラウンド実行などの機能が追加されている。
同社ではFlutterの利点について、コードを書き換えれば即プレビューアプリに反映できる「Hot Reload」や、リアクティブなフレームワーク、ウィジェットセット、拡張可能なアーキテクチャによる高速な開発と、GPUアクセラレーションレンダラ、ARMネイティブのランタイムとプラットフォームの相互運用性といった利点を謳っている。
Flutterを採用したアプリも、すでにPlayストアやApp Storeで公開されている(Hamilton: The Musicalなど)。
Flutterベータ版は、GoogleのWebプログラミング言語「Dart 2」のプレリリース版で動作する。
同社では、正式版のリリースに向けて、安定性向上とシナリオの完成を目指し、4週間ごとにベータ版を更新していく予定としている。