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New XPS 13は「今まででもっとも美しいXPS」
~デル新製品発表会レポート
2018年1月26日 19:26
デル株式会社は、13.3型モバイルノートPC「New XPS 13(13-9370)」を、国内向けに発売した。
都内で行なわれた製品発表会には、米DellでExperience Design Groupのディレクターを務めるMac Tanaka氏、デル株式会社 コンシューマー&マーケティング統括本部 本部長の田尻祥一氏らが登壇。本稿ではその模様をお伝えする。
製品の詳細については、既報『HDRに対応した4コアCPU搭載13.3型ノート「New XPS 13」国内投入』を参照されたい。
Tanaka氏は、今回のNew XPS 13について、「あらゆる点で進化を遂げた、今まででもっとも美しいXPS製品になった」と語り、小型/薄型化と同時に、高性能化も果たし、内側も外側も美しい製品に仕上がったとアピールした。
仕様面では、第8世代Coreプロセッサの採用で、2年前のXPS製品と比較して2.2倍の性能を実現していると述べ、液晶ディスプレイはベゼルを従来製品の5.2mmから4mmへさらに削減し、フットプリントを小さくしているとした。
また、前モデル比で30%の薄型化が図られつつも、19時間46分のバッテリ駆動時間で、終日使い続けられると説明した。
今回のXPS 13では、従来のプラチナシルバー&ブラックに加えて、ローズゴールド&アルペンホワイトの新色を投入している。これについては、トレンド調査の結果、PCに求められている要素として、よりファッション性が期待されており、とくにモバイル製品ではスマートさが要求されるようになったためであるとした。
ローズゴールド&アルペンホワイトのパームレスト部は白だが、ここではブラックモデルのカーボンファイバーを使用せず、編み込みのグラスファイバーを採用しているという。白は汚れが目立つため、1,000日使用しても白いままという品質を目指し、防汚コーティングによって黄ばまず、汚れもすぐ拭き取れるようになっているという。
同氏は、薄型化に貢献したのが熱処理の再設計で、そこでは2つのイノベーションがあったと説明した。
1つはデュアルファン、デュアルヒートパイプで、2つのファンを搭載することで効率的な排熱処理が可能となったほか、ファンノイズも抑えられたと語った。
もう1つが熱絶縁フィルムの採用で、NASAが火星探査機に採用する「GORE Thermal Insulation」を、ノートPCとして初めて採用したという。同素材は空気よりも熱伝導率が低く、プロセッサなどの冷却用排熱パイプの一部を同素材で覆うことで、システムが高温にならないようにしているとアピールした。
次いで登壇した田尻氏は、同社の提唱する、没入感の高い映像/音声体験を提供するという「DELL CINEMA」について説明。
まず、1日のなかでメディアに接する時間のうち、2006年と比較して現在ではTVの視聴時間が減少しており、YouTubeやNetflixといった動画のストリーミング配信サービスの利用時間が増加傾向にあるという調査を挙げ、それらのコンテンツを快適に楽しめるように同社が提供しているのがDELL CINEMAであると述べた。
DELL CINEMAは、HDR対応ディスプレイを備えた「CinemaColor」、宇宙ステーションとの通信にも使われているというWavesのMaxx Audio Pro技術を採用した音響の「CinemaSound」、Rivet NetworksのKiller Wirelessと共同開発の「SmartByte」ソフトウェアを組み合わせ、ビデオストリーミング時のネットワークトラフィックを最適化した「CinemaStream」の3要素で構成されている。
XPS 13もDELL CINEMA対応製品で、最先端のビジュアル体験が可能であるとした。