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LG、DisplayHDR 600対応の32型4K/34型5K液晶
~Thunderbolt 3での4Kデイジーチェーンも可能
2017年12月22日 17:05
LG Electronicsは21日(韓国時間)、来年(2018年)の1月9日から12日までの期間で、米国ラスベガスで開催されるCES 2018にて、DisplayHDR 600対応の32型4Kディスプレイ「34WK95U」を展示すると発表した。
34WK95UはVESAが定めるDisplayHDR 600の規格に準拠し、600cd/平方mの高輝度でHDR映像を表示できるのが特徴。パネルには同社初の「Nano IPS」技術が使われており、余剰な光波長を吸収するために、ナノメートルサイズの粒子をスクリーン上のLEDに取り込むことで、高い彩度やディスプレイ上での色の正確性、現実世界に近い視覚的体験を可能にするという。DCI-P3 98%のカバー率も実現した。
インターフェイスはThunderbolt 3をサポートし、Thunderbolt 3のドッキング機能を備えたディスプレイとしては初という、4Kディスプレイのデイジーチェーン接続を可能にした。デイジーチェーンでは最大で4Kディスプレイのデュアル接続に対応し、MacBook ProのようなUSB PD対応製品を1本のケーブルで充電しつつ映像を出すという利便性の高い使い方ができる。60WクラスまでのUSB PD対応ノートPCなら充電が可能。
LGはこのほかにも、34型5K(5,120×2,160ドット)という21:9ディスプレイの「34WK95U」も発表予定で、こちらもDisplayHDR 600とNano IPS技術をサポートし、Thunderbolt 3を備えている。
さらにG-SYNC対応のゲーミング液晶として、QHD解像度でNano IPS技術対応の「34GK950G」も展示予定。