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Kaby Lakeになった「GPD WIN 2」、2018年1月15日にクラウドファンディング開始

~ゲーム性能はGPD WINの2倍

 Shenzhen GPD Technologyは、ゲーム向けのポータブルWindows機「GPD WIN 2」を、2018年1月15日よりIndiegogoでクラウドファンディングを開始すると発表した。製品の出荷は2018年4月前後。

 既存の「GPD WIN」は、5.5型液晶を備えたポータブルWindows機。キーボードの上部にジョイパッドやボタンを備えており、Windowsのゲームプレイに特化している。これまではCPUにAtom x7を搭載していたが、GPD WIN 2はCore m3となり、プレイ可能なゲームの種類が増加。ベヨネッタやGTA5、Fallout 4、Dark Souls 3、Overwatchなどのプレイが可能になったとしている。

 Baiduでの投稿によると、おもな特徴は以下のようになっている。ゲーム用のジョイパッドの搭載を継承しつつ、2つのバイブレーションモーターによりフィードバックにも対応する。ジョイパッドはアルプス製のスイッチで押下可能。ボタンはXboxに似た4色に加え、L1/2/3、R1/2/3ボタンを後部に装備する。

 ヒートシンクは15Wを放熱できるように設計されており、特殊なナノコーティングと純銅による放熱モジュールにより、放熱効果を2倍高めた。ファンは大型のブロアー式で、2,000~10,000rpmのあいだで60段階に自動的に調節する。

 デザインはレッドドットデザイン賞を受賞したチームが担当。天板は軽くて堅牢性に優れたマグネシウム/アルミニウム合金を採用。中央の黒いパーツはABS樹脂製で、亜鉛合金製のパーツに換装したり、オリジナルのステッカーを貼ってデコレーションしたりできる。一方、筐体側は軽量性を実現するためにABS樹脂を採用し、UVコーティングを施す。

 そのほかのおもな仕様は、CPUにCore m3-7Y30(1GHz、Intel HD Graphics 615)、メモリ8GB(LPDDR3-1866)、128GB M.2 SSD(SATA 6Gbps接続、ユーザーで換装可能)、1,280×720ドット表示対応6型シャープ製インセル液晶ディスプレイ(左右の視野角は178度、Gorilla Glass 4つき)、OSにWindows 10 Homeなどを搭載する。

 インターフェイスは、USB 3.0×2(うち1基はType-C)、Micro HDMI、microSDカードスロット、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、音声入出力などを備える。

 本体サイズは162×99×25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は460g。

 バッテリは4,900mAh×2(合計9,800mAh、37.24Wh)。USB PD 2.0による充電に対応し、0%から50%への充電を30分間で行なえる。

 公式のベンチマークによると、CPUとGPU性能はGPD WINの2倍以上、ストレージの性能は5倍以上などとなっており、多くのゲームで2倍に近い性能を実現するとしている。

開いたところ
本体底面。M.2 SSDが交換できるのがわかる
本体背面のインターフェイスやボタン類
公式によるCPU-Zのベンチマーク比較
公式による3DMark Vantageのベンチマーク比較
公式によるゲーム性能の比較