やじうまPC Watch

Nintendo DSスタイルのWindows搭載小型ゲーミングPC

~Indiegogoに出品中

「GPD WIN」

 クラウドファンディングのIndiegogoにて、Nintendo DSのようなスタイルのWindows 10 Home搭載PC「GPD WIN」が登録されている。

 2015年からプロジェクトがスタートしており、現時点で既に412,557ドルの調達に成功。目標金額の100,000ドルを400%以上も上回っている。既に投資期限は1週間を切っており、2016年10月中に全世界に出荷予定とのこと。支援金額は最小299ドルからで、複数購入でディスカウントされる。

 5.5型のHD(1,280×720ドット)液晶ディスプレイを備えたクラムシェル形状のGPD WINは、インターフェイス部にキーボード、ジョイスティック×2、十字キー、Xboxコントローラと同じA/B/X/Yボタン、L1/L2とR1/R2のトリガーボタンなどを備える。本体サイズは155×96×20mm(幅×奥行き×高さ)、重量は300g。

 マウスモードとゲームパッドモードをスイッチで切り替えることができ、マウスモードでは右スティックがマウスカーソルの操作に、L1トリガーが左クリック、R2トリガーが右クリックとして動作するようになる。アナログスティックはアルプス電気製で、オムロン製のマイクロスイッチも採用。本製品を出品しているGPDは中国が本拠地の企業のようで、これまでもGPD XDといったエミュレータ的な携帯型ゲーム端末を出しているため、コントローラの製作については実績があるようだ。

 搭載CPUはCherry Trail世代のAtom X5-Z8500(1.44GHz、4コア)で、内蔵ビデオ機能を使用しているため、グラフィックス性能はあまり期待できそうにない。メモリ容量は4GB、ストレージは64GBのeMMCを実装する。6,000mAhのリチウムポリマー電池を内蔵し、6~8時間のバッテリ駆動を可能としている。

 インターフェイスは、USB 3.0、Micro USB、Mini HDMI出力、microSDカードスロット、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+LE、ヘッドフォンジャックなどを装備。

 なお、技適マークを取得しているかは不明。

正面
側面

(中村 真司)