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スマホの指紋センサーからWindowsにログインできる「Moto X4」
~モトローラ記者説明会レポート
2017年10月26日 17:07
モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社は、5.2型Androidスマートフォン「Moto X4」および、Moto Mods新製品「Moto 360カメラ」、「Motoゲームパッド」を27日より順次発売する。
同社は都内で記者説明会を開催し、本稿ではその模様をお伝えする。製品の詳細については、既報(モトローラ、Snapdragon 630搭載の5.2型防水スマホ「Moto X4」)を参照されたい。
説明会には、モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社 代表取締役社長のダニー・アダモポウロス氏、同社プロダクトマネージャーの島田日登美氏らが登壇。
アダモポウロス氏は、Moto X4は、「Moto Z2 Play」、「Moto G 5S/5S Plus」と並び、2017年秋冬モデルのスマートフォンの1つであると述べ、27日より直販サイトにて発売すると語り、同時にMoto Zシリーズ専用の拡張モジュールMoto Mods新製品として、「Moto 360カメラ」、「Motoゲームパッド」も27日より発売するとした。
次いで登壇し、製品の説明を行なった島田氏は、Moto X4では、既存のモトローラスマートフォンから、より洗練されたデザインを採用したとアピール。前面/背面ともにガラスを採用し、フレームには軽量なアルミニウムを用いたガラス&メタル仕様となっている。
耐久性向上のため、前面背面ともにCorning製「Gorilla Glass」を採用するほか、IP68の防水性能を備えるのも特徴であるとした。
カメラも製品特徴の1つで、自撮りを考え、フラッシュも備えた1,600万画素前面カメラや、フェイスフィルターといった加工機能、複数人の自撮りを可能にする「パノラマセルフィー」といった機能を搭載。
島田氏は「女性ユーザーに向けた製品」になっているとアピールした。
背面カメラはデュアルレンズ仕様で、あとからフォーカスを変更できる「セレクティブフォーカス」や、特定の色だけを抽出してモノクロ写真に可能できる機能などを備える。
また、ランドマークを認識して情報を表示してくれる機能や、物体認識、バーコードスキャンなども備えるという。
Bluetooth接続時、複数デバイスへ音声を送れるというのも特徴で、最大4つのデバイスで同時に音楽再生などを楽しめるという。
新機能の「Moto Key」は、Webブラウザなどで、指紋センサーに指を当てるだけでID/パスワードの入力を行なってくれるというもの。こちらはAndroid上だけでなく、Windows PCでも、独自のアプリケーションを導入しておくことで、Windowsのログイン、WebブラウザでのID/パスワード入力が可能になるという。
会場の説明員によれば、PCと同一のLAN上、またはBluetoothでペアリングされたMoto X4が近くに存在する場合に、PCにログインしようとするとMoto X4に通知が送られて、指紋認証を促されるとのことだ。
ブラウザでのID/パスワード入力に関しては、アプリケーションの説明を見る限りGoogle ChromeまたはInternet Explorerへ拡張機能を導入することで動作するとみられる。
Moto X4で初めて搭載される機能だが、そのほかのモトローラ製スマートフォンでも、(指紋センサー搭載製品であれば)今後ファームウェアアップデートなどで対応する可能性もあるという。
Moto Modsからは、360度カメラの「Moto 360カメラ」とゲームパッドの「Motoゲームパッド」の2製品が発売。
Moto 360カメラは1,300万画素カメラを2基備え、4K球面パノラマ撮影に対応する。静止画と動画ともに対応し、4chアンビソニックス方式のサラウンド録音も可能。
ゲームパッドはABXYボタンとLR、スティック2本、方向パッドを備えており、レーシングゲームやMinecraftなどで快適なゲームプレイが可能になるという。1,035mAhのバッテリを内蔵しており、最長8時間の駆動に対応する。