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日本エイサー、4万円でWindows Mixed Realityを実現するHMDを8月以降に投入

 日本エイサー株式会社は、MicrosoftのWindows Mixed Realityに対応したヘッドマウントディスプレイ(HMD)の開発者キットを8月以降の早い段階で日本に投入すると発表した。本日より、Acer Direct楽天市場店で予約開始する。価格は4万円。

 HoloLensとは異なり、透過型のメガネではなく、ディスプレイによって現実世界の視界を遮断する。HDMI 2.0入力やUSB 3.0ケーブルを備え、「HTC Vive」などといったVR HMDと同様PCに接続して使う。前面にトラッキング用のカメラを2基備えており、各種センサーと合わせて頭の動きに追従する。

 内部ディスプレイ解像度は2,880×1,440ドット(片目あたり1,440×1,440ドット)で、サイズは2.89型×2。視野は水平95度。リフレッシュレートはHDMI 1.4接続時で60Hz、HDMI 2.0接続時で90Hz。ジャイロ、加速度、磁力センサーを備える。

 本製品は「Windows Mixed Reality」に対応したデバイスだが、HoloLensが実現しているMixed Reality(MR、複合現実)とは異なり、本製品単体では現実世界と仮想現実を混合させられない。仮想現実に近い位置付けであり、MicrosoftではこれをMixed Realityの中の「イマーシブヘッドセット」と定義している。

【16:30分訂正】記事初出時、カメラで現実世界を仮想世界に投影するとしておりましたが、これは誤りです。お詫びして訂正します。