ARM、次世代GPU“Mali-Cetus”ではVR/HDR機能を強化

Mali

　英ARMは3日(現地時間)、同社製CPU「Mali」の次世代製品である、コードネーム“Cetus”について情報を公開した。

　Cetusは前製品である「Mali-DP500/DP550/DP650」の技術をもとに開発されており、VR向けの表示機能の強化やHDRのサポートなどが行なわれている。

　具体的には、最大4K/90fpsの駆動、HDR10+/HDR10/Hybrid-Log-Gamma (HLG)/Dolby Visionといった「High Dynamic Range (HDR)」規格のサポート、マルチウィンドウモードなどに対応する最大8つのコンポジションレイヤーサポート(デュアルディスプレイ出力時ディスプレイあたり最大4つ)、 節電に効果的な、コンテンツの更新に合わせセルフリフレッシュするコマンドモードや、可変リフレッシュレートのサポートなどを備える。

Android向けのディスプレイ構成

ARM Frame Buffer Compression Direct Memory Access (AFBC DMA) Unit

Display Output Unit (DOU)

コプロセッサインターフェイスとHDR合成

　正式な製品の発表は今年後半に行われる見込み。