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JDI、折り曲げ可能なフレキシブル液晶を開発

〜プラスチック基板採用で耐衝撃性確保。省電力化も可能

FULL ACTIVE FLEX

 株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)は25日、スマートフォン向けのフレキシブルディスプレイ「FULL ACTIVE FLEX」を開発したと発表した。従来ガラス基板に形成されていた薄膜トランジスタをプラスチック基板に置き換えることで耐衝撃性や柔軟性を実現し、薄型化も可能という。

 今回発表されたFULL ACTIVE FLEXは、画面サイズが対角5.5型、画素数は1,080×1,920ドットとなっており、画素密度は401ppi。駆動方式は光配向IPS(IPS-NEO)を採用し、画面輝度は500cd/平方mでコントラスト比が1,500:1となっている。

 また、同製品は液晶の駆動周波数を60/30/15Hzに切り替えることができるため、低周波駆動によって消費電力の低減を図れる。薄型化・耐衝撃性・省電力性が重要となるスマートフォンに好適とする。

 JDIは同製品の2018年の量産化を目指しているほか、フレキシブルディスプレイの技術を「新たなプラットフォーム技術」であると述べており、スマートフォン以外への応用を検討しているとのこと。