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コーレル、実在しない画材で絵が描ける「Painter 2017」

Painter 2017

 コーレル株式会社は、デジタルペイントソフトの最高峰「Painter 2017」を10日より順次発売した。対応OSはWindows 7/8.1/10(いずれも64bitのみ)、およびMac OSX 10.9以降。

 ダウンロード版は8月10日発売で、税別価格は通常版が49,800円、アップグレード版が24,800円。パッケージ版は9月2日の発売で、税別価格は通常版が59,800円、特別優待版が49,800円、アカデミック版が24,800円、アップグレード版が29,800円。

パッケージ

 Painterでは、ほかの3Dモデリングソフトで作成したモデルにテクスチャを加えるためのブラシカテゴリを追加し、テクスチャペインティングが可能になった。本物そっくりな作品から未来的な作品、古びたように見えるような作品など制作できる。

 また、作品を制作する場合、背景を先に作ってそこからインスピレーションを得るといったクリエイターのために、簡単に背景を作れる「グラデーションエクスプレスペイント」を搭載。グラデーションツールも強化され、素早くグラデーションを描けるようにした。さらにブラシのストロークの不透明度、ソーステクスチャの見える範囲の微調整などをカスタマイズできるようになった。

 このほか、スタートアップ画面に著名アーティストの作品を表示させ、そこからインスピレーションを得られるようにする機能や、個人の筆圧のクセに応じて感度を調節する機能などを搭載する。画材は水彩や油彩、クレヨン、色鉛筆といった実在のものに加えて、コンピュータグラフィックスならではの画材も多数収録している。

起動のウェルカム画面でほかのアーティストの作品を見られる
筆圧の調整機能
現実には存在しない画材を多く収録し、このようなファーの表現も容易に
グラデーションエクスプレスペイントによって背景を簡単に制作できる