やじうまミニレビュー
仕事やゲームで酷使した目をリフレッシュ。パナソニックのスチーマー「目もとエステ」を購入
2022年1月20日 06:15
コロナ禍によるほぼ100%の在宅勤務が始まってから、自宅が職場となり、仕事環境をいかに改善していくかは常に考えていて、20万円を超えるハーマンミラーの「アーロンリマスタード」チェアも買ったりした。同時に、自宅での日常生活の質を上げることも以前より意識するようになり、普段の食事も見直したりしている。
そして、今に始まったことではないのだが、Webニュース媒体の編集者という職業柄、1日中ディスプレイとにらめっこしている。ゲームもするし、スマホも使うし、読書もする。幸い、元々視力はいい方で、眼精疲労というのもあまり感じないものの、目への負担は軽くないと感じている。そこで、パナソニックの「目もとエステ EH-SW68」(以下、目もとエステ)を購入してみた。アマゾンでの購入価格は1万5,670円だった。
目もとエステの使い方
目もとエステは、VRゴーグルのような形状をしており、装着して中で蒸気を発生させることで、目もとを爽快にさせる商品だ。蒸しタオルを丸めて目もとに置いたのと似た効果が得られる。蒸しタオルだとすぐに温度が下がってしまうが、目もとエステだと12分間高温が持続するのがウリとなっている。
使い方も簡単で、給水プレートを水で濡らして本体内に装着し、電源を入れて、本体をかぶるだけ。充電式となっており、仕事机に向かいながらでも、ベッドで寝転がりながらでも、場所を選ばず使える。
もう少し細かく使い方を説明しよう。まず、付属の電源アダプタで充電しておく。1時間ほどで満充電となり、満充電で2回(1回12分の場合)利用できる。
本体の眉間部分あたりに取りつける給水プレートは、蒸気用の水を溜めておくものだが、中を水で満たすのではなく、裏面に多数ある穴の中にまんべんなく水滴が付くように濡らす程度。ちゃんと余分な水を切っておかないと、使うときに顔に水が垂れてくることになる。
本体には2つスイッチがあり、1つは温度調節。押す度に、電源オフ→低(約38℃)→中(約40℃)→高(約42℃)と切り替わる。もう1つは、リズムスイッチで、これも押す度に、リズムオフ→リフレッシュ→リラックス→クイックと切り替わる。リズムオフ以外だと、本体が小刻みに振動し、眼球付近が軽くマッサージされる感じになる。なお、クイックは約6分、それ以外のモードでは約12分で自動的に終了する。
別売でアロマタブレットも用意されていて、鼻の部分に取りつけられる。真正ラベンダー、ベルガモット、ゼラニウム、ティートゥリー、イランイランの5種類があり、1箱に4つタブレットが入っている。各タブレットは30回ほど利用できる(12分使用時)。必須ではないが、リラクゼーション効果を得たいのであれば、併用するといいだろう。
効果の程は?
冒頭で、普段から目の負担が軽くないと書いたが、本製品は目の疲労を解消するために作られたものではない。リフレッシュしたり爽快さを得たりするのが目的の商品だ。実際、使ってみて、目の疲れが癒やされたかというと、元々目の疲れが溜まりにくいこともあって、「なんとなく目の疲れが取れたような気もするし、あまり変わってない感じもする」というのが率直な感想だ。
しかし、爽快さという点では、確かに効果を感じている。単純に気持ちいいのだ。言うなれば、目のサウナに入ったような感覚だ。実際に給水プレートを濡らして使うと(濡らさないで使うこともできる)、使い終わった後にまぶたの周辺がしっとり湿っている。
なにより、温感が気持ちいい。使い始めると、およそ1分半で設定温度になり、目の周囲がじんわりと暖められる。また、リズムをオンにしていると、振動で揺さぶられるのも快感だ。ちなみに、低と高で温度差はほとんど感じられなかった。
なお、マニュアルによると、使用頻度は、1日1回を週2~3日、使用約1カ月後からは1日1回が目安とされている。目薬を点眼するようなペースで使うなど、過度な使用はかえって肌に良くないとされているので、その点は気をつけよう。
筆者は、何度も使いたくなる衝動を抑え、寝る前にだけ使うようにしているが、心なし寝付きも良くなった気がする(あくまでも気がするだけで、細かく比較したわけではない)。どちらかと言うと、女性向けなイメージがある本製品だが、男性にも広くお勧めできる。