やじうまミニレビュー

ポリゴンみたいなデザインの静音マウス「BSMBW330」

やじうまミニレビューは、1つ持っておくと便利なPC周りのグッズや、ちょっとしたガジェットなど幅広いジャンルの製品を試して紹介するコーナーです。
BSMBW330シリーズ。両端がジオメトリーモデル

 株式会社バッファローが新たに立ち上げたビジネス向けのブランド「FLEXUS(フレクサス)」より、薄型の無線マウス「BSMBW330」シリーズが9日より発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,000円前後の見込み。

 本体色はブラックとシルバーの2種類。特徴的なのはその形状で、一般的なマウスと同様な曲線デザインのノーマルモデルに加え、表面がポリゴンのようにでこぼこした「ジオメトリー」モデルが用意される。今回これら4モデルを試せる機会を得たので、写真とともに紹介する。

パッケージ外観

 4モデル共通で最大高26mmの薄型設計となっており、かばんやポケットへ入れたり、ノートPCと重ねて持ち運んでもかさばりにくい。加えて、米軍調達品の規格「MIL-STD-810G 516.6 procedure IV」に準拠し、移動中の振動や落下の衝撃による破損を防ぐ設計だ。

 ジオメトリーモデル(BSMBW330GSV/GBK)は、独特な凹凸のあるデザインのマウス。握りづらいといったことはなく、実際に使ってみると違和感はない。

 ノーマルモデル(BSMBW330NSV/NBK)は、一般的な曲線的デザインのマウス。前者と比べると天板の左右側面がくぼんだデザイン。

BSMBW330GSV(ジオメトリー/シルバー)
BSMBW330NBK(ノーマル/ブラック)

 天面全体がふたになっていて、3つの磁石と2つのツメで固定されている。手前側から持ち上げると簡単に開けられるが、ふたの部分だけ持ち上げても外れたりすることはない。電池ボックス横にはUSBドングルを収納できるスペースも用意されており、紛失を防ぐ。

 センサーには木目やガラステーブルなどでも動作するブルーLEDを採用し、解像度は600/1,200dpiから選択でき、センサー下部のボタンで切り替える。

 また、切り替えボタンを3秒間長押しすると、プレゼンテーションモードに切り替わる。このモードでは、センサーが無効化され、左右のクリックボタンはスライドの戻る/進む、ホイールボタンはスライドの暗転/解除機能に割り当てられる。専用のユーティリティは必要なく、モードを切り替えるだけですぐに使える。リモコンのように持って操作できるため、スライドの操作が容易になる。

ふたを開けたところ。手前側は磁石、奥側はツメで固定される
底面は共通。上から電源スイッチ、センサー部、解像度切り替えボタン

 PCとは専用のUSBドングルから2.4GHz無線を通じて接続する。専用ユーティリティは不要で、マウスの電源を入れてドングルをPCに差し込めばすぐに利用できる。近年ではBluetoothを内蔵したPCも多いため、ドングルの不要なBluetooth接続モデルの選択肢が用意されていてもよいかもしれない。

 省電力機能も備えており、約5分間操作がない場合はスリープモードへと切り替わる。ボタンをクリックすると解除され、すぐに作業を開始できる。

 4モデルともに3ボタンマウスで、基本的な仕様は共通。静音ボタンを採用し、左右のクリックボタンだけでなくホイールについても静音化が図られている。カチカチといった高い音がせず、静かなオフィス内や共有スペースなどでも使いやすい。マウスを握りやすくするサイドエッジ加工や、表面には3H耐摩耗性および防指紋コーティングも施される。

 使う場所を選ばない静音性やセンサー、耐衝撃性を含めた持ち運びやすさに加え、プレゼンテーションモードといった便利機能も備えたBSMBW330シリーズ。ジオメトリーデザインも派手すぎず、ビジネスシーンでも使いやすい製品だと言えるだろう。