PC短評

最強の8.4型2in1「OneMix 3S プラチナエディション」

OneMix 3S プラチナエディション

 「OneMix 3S プラチナエディション」はONE-NETBOOK製の8.4型UMPCだ。株式会社テックワンが販売代理店となり、8月7日以降順次発売する。税別直販価格は14万1,000円

 OneMix 3S プラチナエディションは同シリーズの最上位モデルとなり、本機以外にも3、3Sという下位モデルを用意。それぞれの違いはCPUとメモリ、ストレージ、本体色だ。OneMix 3S プラチナエディションはCPUに第8世代のCore i7-8500Yを採用し、メモリ16GB、ストレージは512GB SSDを搭載する。本体色はシルバー・ブラック。

右側面はUSB 3.0、電源にも利用するUSB Type-C、microSDカードスロットを備える
左側面はMicro HDMI出力、音声入出力を装備。この辺りはOneMix 3シリーズ共通の作りだ

 なお、OneMix 3はCPUにCore m3-8100Y、メモリ8GB、ストレージは256GBのSSDで本体色はシルバー、OneMix 3SはCore m3-8100Y/16GB/512GBで本体色はブラックとなる。

 その他の仕様は共通で、ディスプレイは2,560×1,600ドット表示対応の8.4型液晶を搭載。電極位置をずらすことでコントラスト比を向上したというH-IPSパネルで、ガラス面にはゴリラガラス4を採用する。タッチパネルは10点マルチタッチとSurface Penに対応し、4,096筆圧レベルでのペン入力が可能。タッチペンは別売で税別直販価格は2,800円。

 OSはWindows 10 Home。インターフェイスはUSB 3.0×2(うち1基はPD 2.0対応Type-C)、microSDカードスロット、Micro HDMI出力、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth、音声入出力、指紋センサーなどを搭載する。本体サイズは204×129×14.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は659g。

 前モデル「OneMix2」シリーズが7型の2in1だったのに対して、8.4型に大型化することでディスプレイの解像度を高め、キーピッチを拡大するなど、使い勝手が向上した「OneMix3」シリーズ。プラチナエディションではCore i7-8500Y、メモリ16GBなど高性能化により、幅広い利用が可能となっている。独自のキーレイアウトにさえ慣れれば、仕事や軽めのゲームなど多岐に渡って活用できる小型PCに仕上がっている。

液晶最高輝度。2,560×1,600ドット表示対応の8.4型液晶ディスプレイを搭載する
液晶最低輝度
H-IPSパネル採用により視野角は良好だが、光沢で反射しやすい印象だ
キーボードは英語配列ベースだが、OneMix2などシリーズ独自の変則レイアウトを採用する
キーピッチは約18㎜を確保
重量は実測で約682g
ACアダプタはUSB Type-C出力のものが付属し、重量は約105g
360度展開し、タブレットとしても利用できるのがOneMixシリーズの特徴の1つだ
キーボードにはLEDを内蔵し、Fn+スペースキーでオフ/オンできる
光学式トラックポイントは予想以上に使いやすかった
別売のタッチペンを用意することでペン入力も行なえる
底面カバーを外したところ。巨大なヒートシンクが内蔵バッテリ上にも配置されている。カバーは底面の6個のネジを外すことで着脱できる
プラチナエディションではメモリ容量が2倍となっており、メモリチップが2枚から4枚に増加し、基板がL字型に拡大された。そのためOneMix 3(無印)が装備していたM.2スロットの部分にはスピーカーが装着され、M.2スロットは省かれている
ヒートシンクを外した状態
PCMark 10のスコアは2860と高め
3DMarkの「Sky Diver」のスコアは3007とこちらも高スコアだ