レノボ・ジャパン株式会社のゲーミングPC「Legion」シリーズに最上位モデル「Legion T730」が追加された。タワー型筐体を採用し、CPUにCore i9-9900K、GPUにGeForce RTX 2080を搭載したフラグシップモデルだ。直販価格は464,400円。
冷却機構として水冷クーラーを搭載し、CPUとGPUの冷却を行なう。前面パネルには穴あけ加工が施され、より大量の空気が取り込めるようになっている。そのため、本体内部のカスタム項目はなく、別売オプションとして、キーボードやマウスが用意されるのみとなる。
また、ケース内部が覗ける仕様になっており、1,680万色にカスタマイズ可能なLEDライティングを備える。上部には持ち運び用のハンドルを装備。本体重量が12㎏あるので、LANパーティーに持っていくさいや、引っ越しのさいには重宝しそうだ。
そのほかの仕様は、メモリ32GB、ストレージに512GB NVMe SSD+2TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 10 Homeを搭載と、純粋なPCとしてもハイスペック。本体サイズは約185×456×440mm(幅×奥行き×高さ)。
なお、今回送られてきた試作機のビデオカードには、直販モデルにはないGeForce RTX 2080 Tiを搭載していた。このため、実際より3D性能が2~3割ほど高い点に注意されたい。
前面パネルには穴あけ加工を施してあり、外気を大量に取り込めるようになっている。吸気口からも本体内部のLEDライティングが楽しめる作りだ 左側面パネルには透明のアクリル板が組み込まれており、閉めた状態でも本体内部のLEDライティングの明かりが溢れてくる。LEDライティングは1,680万色のカスタマイズが可能。デフォルト設定では青色を中心にCPUクーラー部の白色が際立つ 背面にはUSB 3.0×4、USB 2.0×2、ライン出力、Gigabit Ethernet、GeForce RTX 2080 Tiの出力端子として、DisplayPort×3、HDMI×1、USB3.1 Type-C×1を装備 天面にはUSB 3.0×2、ヘッドフォンマイク対応ステレオミニジャック、マイク、電源ボタンを備える 天面にはゲーミングPCらしく本体を持ち運べるような巨大なハンドルを装備 本体内部はスッキリしており、エアフローが考慮されているのが分かる。2基の前面ファンで吸気し、背面ファンと電源ファンから排気される。電源は底面部に設置 CPUとGPUの冷却は水冷クーラーを採用。そのため、CPUファンが存在せず、CPUクーラーの天面部はLEDライティングの機能を備えている。メモリは32GBのDDR4 SDRAM、512GBのNVMe SSDを搭載する GeForce RTX 2080 Tiの電源供給部にはマウンタを装備し、GPUをしっかり固定している。CPUから伸びた水冷クーラー用のパイプは背面ファンの奥にある水冷タンクに繋がっている 別売オプションとして、ゲーミングキーボード「Lenovo Legion K200バックライトゲーミングキーボード(直販税別5,500円)」などを用意 別売オプションのマウスにもゲーミングマウス「Lenovo Legion M200 RGBゲーミングマウス(直販税別4,500円)」などが用意されている PCMark 10の結果。すべてがハイエンド構成だけに7,185という高いスコアをマーク CINEBENCH R15の結果。8コア/16スレッドのCore i9-9900Kの性能がいかんなく発揮されている 3DMark Basic Edition(Time Spy)の結果。試作機ではトップエンドのGeForce RTX 2080 Tiを搭載しているだけあって、Time Spyのスコアは余裕の12,974を記録。どんなゲームでもそつなくこなせるだろう