インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班
奥村茉実、40年前の名作RPG「ハイドライド」に挑戦。ゲームを始めるまでに30分かかる
- 奥村 茉実
2024年6月22日 08:00
みなさんこんにちは、奥村茉実です。今回からは新しいゲームをスタート! その名は「ハイドライド」! 本作は、1984年にT&E SOFTが発売したもので、アクションRPG普及の役割を果たした作品として有名なようです。私が購入したのはPC-9801版で、現在、Project EGGにて550円で購入可能です。
この企画では特に下調べはせずに、毎回初見で臨んでいます。ただ最近は、過去にやったシリーズ作品の続きをやっていたこともあり、どんなゲームかを把握した状態で始めていました。今回のハイドライドは、全くの初見で、アクションRPGとだけ聞いていたので、未知の世界でドキドキでした。
このゲームのストーリーを軽く紹介します。3つの宝石の力で保たれていた王国フェアリーランド。ある人間によって宝石が1つ奪われたせいで、悪魔が覚醒し、王国は崩壊、怪物も発生し、王女も妖精の姿に変えられて連れ去られてしまいました。そこで、ジムという少年が立ち上がる、という流れのようです。
早速プレイススタート……、と思っていましたが、まさかの始める前にいくつかの問題に直面。まず始め方が分からない(笑)。初回ということでスタートの仕方や、移動の仕方なども分からずてんやわんや。結局このゲームはテンキー操作が基本で、コントローラーや自分が思っていた操作方法ではプレイができないことを知りました。
「始める前から終わってしまう……」と思っていましたが、Project EGGのランチャーで、テンキーの割り当てを好きに変えられる設定があり、このおかげでなんとかプレイ可能に! 移動は分かりやすくカーソルキーに変更しました。
さらに、「アクションRPGでは大事なのでは?」と個人的に思っていたBGMが流れてこない!? 一応設定では音が鳴るようにしていたつもりですが、結局、効果音はあるけど、BGMはないことが判明。昔のゲームってこうだったんですね。ちょっと寂しいので、配信中はフリー素材のBGMを流すことにしました(笑)。
そんなこんなで30分ほど経過し、やっとプレイに入ります! 素直な第一印象として、「画面がドットすぎて目が慣れない……」。使われている色もわりとビビットで、ちょっとクラクラしちゃいます(笑)。操作性も今のゲームと比べると、速度や判定がかなりもどかしい。
ちなみに、ハイドライドは進め方を知らないと全く進められないことがあるらしく、ルールとして、攻略記事を見てもいいことになっています!
最初は体力も力も経験値も全然なかったので、「イース」をプレイした時のことを思い出しつつ、そのあたりで延々経験値を稼ぎます。スライムがたくさん出てきてくれるので、とにかくスライムを倒しまくります。イースの時もやっていた、敵の正面から倒すのではなく、体を半分ずらして攻撃です。このやり方を私は、イースの時から「半殺し」と呼んでいます(笑)。
あ、先に言っておきますが、私がRPGをする時は、かなり独特な見方や呼び方をするので、「それは違うよ!」という部分がかなり多いと思いますが、ご了承ください(笑)。
最初は体力が少ないので、すぐに死んでしまいます。なので、こまめなセーブが本当に大事。まぁ、毎回そう思ってやって忘れるのですが(笑)。システムを把握していないせいか、半殺しじゃない方が自分の体力を減らさずに倒せることもあり、なかなか際どい判定に思えました。
ただこのゲーム、平地でじっとしていると体力が勝手に回復してくれるのです! 時間はかかりそうですが、唯一の救いでもあります。スライムでしばらく経験値稼ぎをし、その後に近くにいた赤い人間のような敵に挑みます。レベルが上がって強くなったせいか、この敵も倒せるようになっていました。ちなみに、この赤い敵は私の中で、「ポピープレイタイム」というホラーゲームの背の高いアイツです。分からない方はよければ調べてみてください。
ここで穴(?)を発見。入ると真っ暗で何もできず。灯りか何かが必要そうです。
敵を倒し続けていると、ある時からいくら倒してもEXPゲージが増えなくなってしまいました。これは単に私が強くなりすぎただけのようです。ということで、移動して違う敵を倒しに行きます。
ここで、イソギンチャクのような敵がいるダンジョンを発見。宝箱も見えます。ただこのイソギンチャクがなかなか強く、歯が立たないわけではないけど、油断するとすぐに死んでしまいます。道の幅も狭いので半殺しがうまくできず、正面から向かうとかなり体力が削られるので、倒すなら後ろからになりそうです。ひとまず宝箱を目指しつつ経験値も稼ぐ目的で入り浸りましたが、宝箱前にいる黄色の看守がかなり強く、自分にはまだ早いかも……。
すると、スクロールしたところに簡単に取れそうな宝箱を発見。ちょっとイソギンチャクに飽き始めていたので、そっちに移動します(笑)。これは簡単に取れました。中身は十字架。十字架に見えず、最初は剣かと思っていました(笑)。アイテムは選んで使うというより、勝手に使ってくれるようでした。
その後はいったんイソギンチャクとは距離を置きたく、少し散策します。ここで、見るからにヤバそうなエリアを発見。ゾンビがいます。さらに周りには真っ赤な血(?)が広がっています。私は気付きませんでしたが、ところどころにあるものは墓石のようです……。
このゾンビもなるべく後ろから半殺しで倒すように心がけましたが、すぐ殺されてしまいます。平地で回復しようとしても、かなり時間がかかり途方に暮れていたんですが、そもそもこのエリアに入ると、それだけで自分の体力が減っているみたいで、ここはもう少し体力がついたらまた来ることにしました。
次にお城のような建物を発見。中にはコウモリがたくさんいます。このコウモリは難なく倒せました。ここも迷路でしたがなんとか先に進むと、将軍(?)のような見た目の敵が。倒せるか分かりませんでしたが挑戦してみると、なんとか倒せて、その先に宝箱も出てきました。中身はランプ! これで暗闇だった穴に行けそうです!
ちなみに、倒したのは将軍ではなくてドラキュラだったようです(笑)。さらに後から聞いた話によると、十字架がなければドラキュラは倒せなかったそうで、たまたまいい順番で回っていたみたいです。
早速暗闇だった穴に戻ると、明るくなっていました。ただここも迷路で、戦隊もののアカレンジャーみたいな敵や、イソギンチャクのエリアにいた黄色い看守もいます。なんとか逃げつつ先に進みましたが、まだここは早いかな……。
ここでふと何をすればいいか分からなくなったところで、スタッフの方から今やるべきことが書かれたヒントが届きました。見ると、「木が並んでいるところでひたすら木を突っついて、隠れている妖精を探す」というものでした。
ただ、何も考えずに突っつけばいいのではありません。何本かある木の中から妖精がいる木を見つけるのです。さらに妖精がいないハズレの木を突っつくと、ハエが何匹か湧いてきて、うまく逃げるか攻撃するか、ハエがどこかに行くまで待たなければいけません。ちなみに、私はこのハエを妖精かと思っていて、最初は攻撃などせずにひたすら追いかけていました(笑)。
敵だと知ってからは、ハエが出てきたらいったん隣の面に移動して画面をスクロールし、なかったことにしようと思っていましたが、そうすると妖精の位置がリセットされている可能性が出てきました(笑)。
ということで、木を1本ずつ突っついてハエを退治するごとにセーブをすることに。ちょくちょく動きすぎて、間違って画面をスクロールさせてしまうこともありましたが、その時はすぐロード。地道な作業でしたが、確実に1本1本確認していきました。そしてある時、ハエを退治していたら、画面の右下に妖精のマークが出ていることに気付きます。
どうやら、木を突っついてハエが出た後にそこからさらに、妖精が出てきていたようです……。全く気付いていませんでした(笑)。再度ロードして同じ木で確認すると、本当に一瞬ですがハエが出始めた後に妖精が出ていました! ストーリーを思い返すと、この妖精が姿を変えられた王女かもです!
いったんミッションクリアだろうということで、またイソギンチャクのところに戻り、EXPを稼ぐことにします。ダンジョンの奥には入らず、入り口でイソギンチャクを待つことにします。イソギンチャクが入り口を通り過ぎた後に、後ろから追って攻撃です。
でも、思っていたよりもEXPが増えるペースが遅く、油断すると死んでしまいます。セーブをし忘れて死んで、巻き戻ることもありましたが、少しずつ少しずつレベルを上げていきます……。
今回はここまでです。半分以上はEXPを稼ぐ時間で、ゲームの本題に入れていないような気もしますが、EXPは今後のためにも稼いでおいたほうがよさそうなので戦略としてはこれでよし。引き続き次回もぜひ、ご視聴やアドバイスなどなどよろしくお願いします!