インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班

黒田瑞貴、久々のドレトロゲーは割りと鬼畜なADV「は~りぃふぉっくす」。

 こんにちは、黒田瑞貴です! 今回プレイするゲームは、1984年にマイクロキャビンよりPC向けに発売された、コマンド入力型アドベンチャーゲーム「は〜りぃふぉっくす」です。PC-8801版、MSX版、PC-6001 mkII版などがあり、私はレトロゲーム配信サービスProject EGGで、PC-8801のWindows移植版を880円で購入しました!

 今から約40年前のゲームで、初代ドラゴンスレイヤーとかの世代のゲームになります。もちろん筆者は生まれてません。初めて聞くゲームです(・ω・)。

レトロゲームのプレイにはマウスコンピューターさんの「G-Tune P6-I7G50BK-A」を利用させていただいています。主な仕様は、Core i7-12650H、メモリ16GB、GeForce RTX 4050 Laptop、SSD 500GB、16型フルHD/165Hz液晶を搭載しています
タイトル画面

 ゲームを起動すると物語が始まります。表記がカタカナで多少読みづらいのですが、ここはガッツで乗り越えるしかありません。内容はロムスの森に住む親子の狐がいて、子狐がロムス病という不治の病に倒れてしまい、プレイヤーがお母さん狐になって、ロムス病を治す薬“あぶらあげ”を探しに旅に出るというものです。

 あらすじが終わると早速ゲーム画面! 可愛らしいリスがいます。私と同世代の方はあまり馴染みがないコマンド入力式ゲームなのですが、直接コマンドやキーワードをキーボード入力していきます。初めてやった時は、私もかなり驚きました。雰囲気はネプ◯ーグみたいな感じです。

リスが出現

 リスがいるだけで、ほかに何もヒントがないので「リス オハヨウ」など思い当たる答えを打ち込んでみるも失敗。ここでマニュアルを開きます。みなさんはゲームを始める前に一読してくださいね(^^)。

優しいマニュアル付き

 このマニュアルには、よく使うコマンドが丁寧に記されています。マニュアルに目を通し、もう一度リスに向かって「ハナス リス」を入力。すると、シビルの村にリール神社があるよと教えてくれました。リール神社にはゲームの目的の“あぶらあげ”があります! これは有力な情報を手に入れました!

ハナス リスで会話に成功

 移動はカーソルキーで行ないます。リスがいる場所をあとにし、前に進んでいきます。移動はいつでも可能で、戻ることもできるので、マップをなんとなく頭に入れながらやるといいかもしれません。謎解きに行き詰まった時は、戻ってもう一度ヒントを探すことも必要なので。

 色んな動物に出会いながら、森を進んでいくと木にお札が貼ってありました。ここは「オフダ トル」でこのお札を取ることができました! 取ったお札はコマンド「モチモノ」で所持の有無を見ることができます。

 お札の内容を確認したいのですが、取ってからでは中身は見れないようで、先に「オフダ ミル」からの「オフダ トル」が正解だったようです。こんな分かりやすく貼ってあったら、取りたくなってしまいますよね(._.)。こういうので後々詰んだらどうしよう……、なんて思いながら先を急ぎます。

お札をゲット

 森の端まで来ると赤い川が流れています。先に進みたいのですが、そのままでは通れません。ここで先ほど拾ったお札の出番! まだアイテム1つしか持ってないので、「これしかないでしょ!」と「オフダ ハル」。すると、どんな原理なのか橋が出てきました! これで川を渡ることができます。

 こんな感じでゲームを進めていきます。レトロゲームですが比較的初心者でも分かりやすく、優しい仕様な気がします!

橋が出現

 森を出てからも道が続き、リール神社を探し進んでいきます。途中、狐を食う花に食べられたり、蜂にさされたり、熊に襲われたりと結構な頻度でゲームオーバーになりました(¯―¯٥)。どれも即死です。

花に食べられる

 ただ、トラップの配置が変わるわけではないので、死にゲーの要領で覚えて先に進みます!

すぐにゲームオーバー

 銃を持った人間が出てきたり、熊が出たりと戦っても絶対に勝ち目のない相手が出てきた時は、まだ使っていないコマンドの「バケル」を使います! 狐なので何かに化けることができるようで、人間や熊に化け、その場をしのいだりできます。

銃を持った人間

 いろんなトラップに引っかかりながらも覚えて、ヒントから答えを導いて進んでいく感じは、謎解きとは一味違った、このコマンド入力式にしかない良さですね(^^)!

狼にも殺られた

 そして遂にリール神社に到着! 中に入りたいのですが、扉が閉まっています。神社といえばと言うことで、配信しながらリスナーさんと「オマイリ」、「テヲアワセル」とかいろいろ考えて打ち込んでいきます! 配信だとこうやって皆でわいわい考えながらやるのも楽しいですね!

神社に到着

 正解は「カネ ナラス」で、2回神社の鐘を鳴らすと扉が開きました! 中に入ると、明らかに下に空きそうな扉が……。「落とし穴なのでは?」と疑いつつもほかに目立ったものもないので、ここにはいるんだろう……。ただ、何かをしないと入れない仕組みみたいなので、引き返してヒントになりそうなものを探します。

中には落とし穴?

 なかなか見つからずにウロウロしていると、神の使いだという蛇がいた事を思い出し、もう一度そこまで戻ることに。話しても有力な情報はないし、なにかくれるわけでもない……。リスナーさんたちと当てずっぽうで色んなコマンドを入力していくと、なんと「ヘビ タタク」でヘビが仏像に変化! いや、こんな謎分かるかー(笑)! 神様の使いのヘビを叩くなんて、すごい罰当たりな気がしちゃいます(笑)。

 この仏像をリール神社まで持っていき、さっきの落とし穴扉に置きます。すると地下に行く階段がでてきて、下に進むことができました! 下には箱があり、ここもトラップになっているのですが、開けると中には生きた狐が!

狐が箱の中からでてきた

 狐は長い間ここに閉じ込められていたそうなんですが、理由も明かさぬまま唐突に油揚げをくれます。そして子狐は街のジーク病院にいると、外の情報まで知っています。え!? 仙人かなんかなの? 一人で生きていける? この狐のことが気になりますが、ひとまずリール神社をあとにして言われるがまま街に向かいます。

 街に着くも、左に行くと大体死にます。この辺の鬼畜さというか、理由もなく殺してくる感じはレトロゲームって感じがしますね。最近ではここ鬼畜さがむしろ面白いと思えてきました。ツッコミどころ満載というか、「え……! 私何も悪いことしてないのに!!!」って感じがたまらんですね(^^)!

街に到着

 街のトラップを潜り抜け、病室までくると子狐がいます。ここで運んできた油揚げを「アブラアゲ タベサセル」で子狐にあげます。微妙なニュアンスの違いなんですが、「アブラアゲ アゲル」や、「アブラアゲ ワタス」とかではコマンドは通らないので、簡単に思えて意外にコマンド入力は人読みというか、謎解きのような難しさがあるんです! 「一般的にこの状況なら、何て言う?」的な。

子狐に油揚げを渡す

 子狐の病気が治り、ここでハッピーエンド! 私は1時間半、13ゲームオーバーでクリアでした(^^)。これが早いのか遅いのかは分かりませんが、配信で皆でわいわいできる良いゲームでした!

ハッピーエンド

 この辺の時代のゲームは、いろんなゲームの基盤というか、始祖になっているものも多いので、皆さんも年末年始にレトロゲームでゲームの歴史を感じてみてはいかがでしょうか? 今回もご清覧ありがとうございました! 次回もお楽しみに~!

 そして今年もありがとうございました、みなさん良いお年を(^^)♪

963の「は~りぃふぉっくす」レトロゲーム記事用配信!