インプレスeスポーツ部女子レトロゲーム班

黒田瑞貴、「ロードス島戦記」でRPGの勘を発揮させるも空振り

 こんにちは、黒田瑞貴です! 今回は、1995年12月に角川書店(現株式会社KADOKAWA)より発売された「ロードス島戦記」を前回の続きからプレイしていきます! TRPGから始まり、小説、漫画、アニメ、そしてゲームと、世代を超えてファンをもつロードス島戦記の魅力を、今回も掘り下げていきたいと思います!

この連載ではマウスコンピューターさんの「G-Tune P5-RT」を利用しています。主な仕様は、Core i7-12700H、メモリ16GB、SSD 512GB、GeForce GTX 3050 Ti Laptop、15.6型フルHD液晶を搭載しています

 ゲームだけを見ても展開はとても幅広く、最近ではロードス島戦記のヒロインを主軸にしたゲームがSwitch、PS4で発売されていたり、ロードス島戦記をプレイヤー皆で追体験できるMMORPGまで出ていました(ちょっと気になる!)! いろんな媒体で取り上げられていて、それだけ大きなタイトルと言うことがわかりますね('ω')! ちなみに私は、SFC版をレトロゲーム配信サイトプロジェクトEGGで購入しました。(定価880円、執筆時はキャンペーン中で440円です!)。

ロードス島戦記SFC版

 前回「第一章、灰色の魔女」をスタートさせ、この章の主人公カーラの記憶を取り戻すための旅に出ました。最初のボス、マーマンを倒したところから今回はスタートしていきます。

最初のボス戦マーマンを倒した

 初のボス戦を無事に終えて、島の対岸に渡ることができたので、手紙の中にあった"ドラゴンブレス"を探しにいきます! 小屋でセーブをしてから、マップを探索していると、新しいモブモンスターが出現しました。新しいマップではモンスターもしっかり変わっていて、ストーリーが進んでいる感じが良いですね!

 「パーティーは全滅した……」。

 え……( ;∀;)w。前回もだったけど、モブモンスター強すぎんかwww。最初の頃はモブがあまりに強い……。一応モブによって、強い弱いがあるので、勝てる弱い奴から倒してレベルアップが必要です( ;∀;)。でも、思えばこれはRPGの基本中の基本ですね( ;∀;)。

 戦闘フェーズに入ってから、自分側からチェス盤を降りればモンスターから逃げる事ができます。これで厳しそうな戦闘は避けることができます。

 マップには大きな街以外にも、小屋、洞窟などもあり、そこでも定期的にセーブできます。これは優しさ設計……( ;∀;)。雑魚キャラに負けて最初から! なんて悲劇は起こりません。ありがたすぎる……。というわけで、私は小屋からやり直します。

モブオーガに負ける

 コツコツとレベルを上げてついに25レべまでやってきました。これでこの辺のモブはワンパンで倒せます('ω')! 自分が強くなっているのが分かりやすく実感できるのは、RPGの良さですね!

コツコツ25レべに到達

 ほぼ意味のない全体マップを見ながら、勘で手紙の中に書いてあった"ドラゴンブレス"に到着。どうやらここは大きめの街みたいです! 装備屋、アイテムショップ、宿屋を確認し、ほかの家の住人にも話しかけていきます!

ドラゴンブレスに到着

 RPGらしく、他人の家に勝手に入り話しかけていると、突然戦闘が開始。「街中にも敵いるの!?」と驚いている間にやられてしまいました( ;∀;)。すると、サークレットが辺りを暗く覆っていきます。カーラの能力で街中の男に乗り移りました。

カーラの能力でまたも他人に乗り移る

 「おおお、また乗り移ってしまった……」と呑気に思っていると。

ステータス【レベル32 LP320 MP152】

 「ん!? レベル32!?」どうやらカーラは乗り移った個体に準じて、レベルも変わっていくようです。さっきまでの地道なレベリングはなんだったのか( ;∀;)。数十分が無駄になってしまった( ;∀;)!!

いきなり32レべに

 男に入れ替わってからも、街中の散策を続けていると……、

シオン「お久しぶりです。カーラ様」。

 どう考えてもモブじゃないエルフの姉妹が話しかけてきました。どうやらこの2人がカーラ宛の手紙の主だったようです。キャラクターデザインがとっても可愛い……。ロードス島戦記の人気の一端を担っているのが、この魅力的なキャラクター達なのもうなずけます。

 シオンとリオンはカーラの部下らしく、ここからの旅にはリオンが同行することになりました。シオンは生き延びていた魔神将の話をカーラにし、ここで別れて魔神将の動向を探ることに。

部下の2人に出会う

 ドラゴンブレスではシオンとリオン以外にも、体を入れ替える事ができる住人が3人いました。体が入れ替わるとそれぞれ持てる武器、魔法などが変化します。とりあえずこの先のダンジョンに、誰が適しているのかわからないので、私はロン毛の男にしました('ω')。

体を入れ替え戦うことができる

 ロン毛の男に決めて、ステータスを覗いてみると……、

【レベル52 LP389 MP223】

 52レべ!? とんでもなくレベル上がってる( ;∀;)!!!もう自分でのレベリング必要ないんじゃないか( ;∀;)? ストーリーを進めていくと、ガンガンレベルが上がっていくので、コツコツレベリングしなくても細かい戦闘は避けて、ストーリー進行重視でやるのが良いのかもしれませんね。

52レべに到達

 再び街からでてマップを散策していると、首都ドラゴンブレスから南東に洞窟があり、この中にダンジョンがありました! 中は迷路のようになっていて、出てくる敵も魔法または魔法をエンチャントした武器でないと攻撃ができない、一癖あるモンスターになっています。

魔法でないと攻撃がはいらない

 ダンジョン内のマップは、島の全体マップとは違いかなり見やすくなっています。現在地は表示されませんが、これなら正解の道も見つけることができます!

ダンジョン内マップ

 2層構造になっているこのダンジョンは、あちらこちらに宝箱が配置してあります。開けると宝箱の中から即死魔法……、なんて鬼畜なものはなく、装備など実用的なものがいくつか出てきました!

 中でもおいしかったのが「帰還の指輪」! これがあれば、テレポートを持たないキャラクターでもダンジョンから出る事ができます。と言うことは、あの3人の中でテレポートを持たない牧師! こいつが怪しい…。この牧師がダンジョン攻略の鍵だな。長年のゲームで培った私の勘が冴えわたります。

 キャラクターを変更するため、いったんダンジョンを出てドラゴンブレスに帰ることに。アイテムから「帰還の指輪」でテレポート!

帰還の指輪をGET

 キャラクターを変更するといったん装備が全て外れてしまうので、装備できるのか確かめるため、所持アイテムを見てみると……、

所持アイテム一覧

え? あれ??? な……、ない……。

 ま、まさかの…使い切り( ;∀;)!?!? やってしまった……。めちゃくちゃどうでも良いタイミングで使ってしまった( ;∀;)。

 驚くことに「帰還の指輪」は使い切りで、牧師もダンジョンと全く関係なく、この後普通に進んで迷路を抜け、ダンジョンをクリアしました。私の勘は、一体何だったのでしょうか……。

ダンジョンの外には塔が

 無事ダンジョンを抜けると、大きな塔が立っていました! 中には伝説の6人の賢者の1人、ウォートがいました。

ウォートに出会う

 カーラはウォートに魔神将が生き延びていた事を伝え、ウォートもカーラの記憶を取り戻す旅、そして魔神将を倒すことに協力してくれることになりました。ウォートが魔法をかけるとカーラの記憶が蘇っていき、ここでカーラは自分が灰色の魔女と言われる所以を思いだします。

 記憶が戻り、力を取り戻したカーラは、魔神将を倒しに行くことに。早速ウォートが水晶で魔神将の居場所を覗くと、動向を探っていたシオンの姿があり、魔神将の前に倒れこんでいます。これを見たカーラは一刻も早く、魔神将の元に行くことを決意します。

魔神将の前で倒れこむシオン

 というわけで、今回はここまでです('ω')! 全体的に作りが優しい印象を受けるロードス島戦記SFC版ですが、プレイ部分が優しい分、ストーリーに没入できるんじゃないのかなと思います。今まで小説は見たことある、アニメやってたよねって方も手が出しやすいタイトルかと思うので、ゲームでロードス島戦記を追体験してみてはいかがでしょうか?

 今回もご清覧ありがとうございました! 次回は魔神将と激突です! お楽しみに('ω')

963の『ロードス島戦記』記事用レトロゲーム配3回目!