西川和久の不定期コラム

5万円切りの4レンズ搭載6.47型曲面有機ELスマホ「TCL 10 Pro」

TCL 10 Pro

 FOXは5月21日に、TCLコミュニケーション製のAndroidスマートフォン「TCL 10 Pro」の国内取り扱いを発表。5月29日より販売を開始した。価格は49,280円。一足早く実機を使う機会に恵まれたので、試用レポートをお届けしたい。

BlackBerryを製造していたメーカーが放つSIMロックフリースマホ

 本連載でははじめて扱うTCL製品だが、同社の液晶TVは世界出荷台数2位、あのBlackBerryを製造していたメーカーでもある。日本国内では、昨年(2019年)の12月に3万円を切る高性能スマートフォン「TCL PLEX」を発売して話題になった。

 今回ご紹介するのはTCL 10 Pro。国内ではFOXが正規代理店として扱っており、TCL PLEXに次ぐ第2弾となる。Snapdragon 675、メモリ6GB、ストレージ128GBを搭載、6.47型曲面有機ELディスプレイと背面4レンズを採用し、5万円を切るSIMロックフリーのAndroidスマートフォンだ。

 おもな仕様は以下のとおり。

【表】TCL 10 Proの仕様
SoCQualcomm Snapdragon 675(8コア/2GHz、Adreno 612)
メモリ6GB
ストレージ128GB
OSAndroid 10/TCL UI
ディスプレイ6.47型曲面有機ELディスプレイ、2,340×1,080ドット、395ppi、画面占有率93%
ネットワーク機能IEEE 802.11ac対応、Bluetooth 5、NFC
SIMNano SIM
対応バンド2G: 2/3/5/8
3G UMTS: B1/6/8/9/19
4G LTE: B1/3/8/18/19/26
インターフェイスUSB Type-C、3.5mmヘッドフォンジャック、microSDカードスロット(最大(256GB)、モノラルスピーカー
センサーGPS、加速度、ジャイロスコープ、デジタルコンパス、光センサー、近接センサー、赤外線センサー、LDAF(レーザー検出オートフォーカス)
カメラメインカメラ: 6,400万画素/視野角79度/レンズ6P/絞り値F1.79
広角カメラ: 1,600万画素/視野角123度/レンズ5P/絞り値F2.4
暗所撮影用カメラ: 200万画素/視野角77度/レンズ5P/絞り値F1.8
マクロレンズカメラ: 500万画素/視野角83度/レンズ3P/絞り値F2.2
前面カメラ: 2,400万画素/視野角79.6度/レンズ5P/絞り値F2.0
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)72.4×158.5×9mm
重量177g
バッテリ4,500mAh(Quick Charge 3.0対応、OTGリバースチャージ機能)
カラーバリエーションForest Mist Green、Ember Gray
価格49,280円

 SoCはQualcomm Snapdragon 675。8コアでクロックは最大2GHz。GPUとしてAdreno 612を内包している。SKUからもわかるようにミドルレンジ向けで、Snapdragon 670の後継に相当。メモリは6GB、ストレージは128GB、OSはAndroid 10。同社独自のTCL UIを採用する。

 ディスプレイは、6.47型曲面有機ELディスプレイ(2,340×1,080ドット)で、アスペクト比は19.5:9。画面占有率が93%でご覧のようにほぼエッジレスだ。個人的にこのタイプは握った手でパネルが覆われたり、テキストの端が湾曲部分に回り込んで読みづらかったり、あまり好みではないものの、パッと見のインパクトはある。NetflixのHDR10に公式対応。

 ネットワーク機能は、IEEE 802.11ac、Bluetooth 5、NFC対応。Nano SIMカードスロットはシングル。対応バンドは上の表のとおり。少なめだが資料によると、3G: docomo、SoftBank、4G/LTE: docomo、au、SoftBank、VoLTE: docomo、au、SoftBankに対応しているとのこと。

 インターフェイスは、USB Type-C、3.5mmヘッドフォンジャック、microSDカードスロット(最大256GB)、モノラルスピーカー。センサーはGPS、加速度、ジャイロスコープ、デジタルコンパス、光センサー、近接センサー、赤外線センサー、LDAF(レーザー検出オートフォーカス)を搭載。認証は画面内指紋認証、顔認証に対応する。

 カメラは前面カメラが、2,400万画素/視野角79.6度/レンズ5P/絞り値F2.0。背面カメラは4つ。順にメインカメラ/6,400万画素/視野角79度/レンズ6P/絞り値F1.79、広角カメラ/1,600万画素/視野角123度/レンズ5P/絞り値F2.4、暗所撮影用カメラ/200万画素/視野角77度/レンズ5P/絞り値F1.8、マクロレンズカメラ/500万画素/視野角83度/レンズ3P/絞り値F2.2。昨今のマルチレンズ構成は個人的にはやり過ぎ感があるものの(iPhone SEを触ると余計にそう思う)、カメラについては中盤でレポートしたい。

 本体サイズは72.4×158.5×9mm(幅×奥行き×高さ)、重量177g。Quick Charge 3.0急速充電対応、モバイルバッテリとして代用可能なOTGリバースチャージ機能を持っており、4,500mAhのバッテリを内蔵。カラーバリエーションは Forest Mist Green、Ember Grayの2色。

 価格は49,280円。機能が山盛りなので安いような気もするが、ミドルレンジとしてはわりと高め。ただiPhone SE 64GBモデルの49,280円と同じ。このモデルのiPhone SEはストレージ容量が少ないが、ハイエンド並みの性能を持ち、FeliCaや防塵防水などを含めた全部入りの強敵なだけに難しいポジショニングでもある。

パネル中央上に水滴型のノッチ。フチは曲面で画面占有率93%ということもあり、ほぼ全部がディスプレイ
背面は上部にレンズが4つ並び独特な雰囲気
左側面にスマートキー、下側面にNano SIM、microSDカードスロット、Type-C、モノラルスピーカー
右側面に音量±ボタンと電源ボタン、上側面に3.5mmヘッドフォンジャック
Nano SIMスロット付近。表がNano SIM、裏がmicroSDカードスロットカードと少し変わっている
付属品のACアダプタはサイズが約50×40×24mm(幅×奥行き×高さ)で重量50g。出力は5V/3A、9V/2A、12V/1.5A、Type-C - Type-Aケーブル、ケース、イジェクトピン
重量は実測で179g
iPhone Xとの比較。幅はほぼ同じ、パネルのサイズ分だけ高さがある。質感も負けていない

 手元に届いたのはForest Mist Green。派手なメタリックなグリーンではなく、渋めのグリーンだ。また裏は特殊なコーティングが施されている指紋がつかないのも好印象。サイズ的にはiPhone Xとの比較写真からもわかるように、幅はほぼ同じ、パネルのサイズ分だけ高さがある。厚みは9mmと薄く、重量は実測で179g。手に取るとスッと収まる。

 前面はパネル中央上に水滴型のノッチ。フチは曲面で画面占有率93%ということもあり、ほぼ全部がディスプレイでインパクトがある。ただし、好き嫌いが分かれそうだ。背面は上にレンズが4つ並び、独特な雰囲気だ。

 左側面にスマートキー、右側面に音量±ボタンと電源ボタン、上側面に3.5mmヘッドフォンジャック、下側面にNano SIM、microSDカードスロット、USB Type-C、モノラルスピーカーを配置。

 Nano SIMとmicroSDカードスロットは表がNano SIM/裏がmicroSDカードと少し変わっている。付属品は、ACアダプタ、Type-A - Type-Cケーブル、ケース、イジェクトピン。ACアダプタはQuick Charge 3.0対応で約2時間で満充電できる。イヤフォンは付属しない。

 6.47型曲面有機ELディスプレイは、2,340×1,080ドットで395ppi。明るさ、コントラスト、視野角はもちろん十分。クラス以上だ。そして発色がとても良い。Webサイトで“色差△Eが1未満”と謳っており、実際に写真や映像の色は正確だ。加えてNXTVISIONでSDR to HDR、読書モード、画面の色(鮮やか、ジェントル、標準、アクティブトーン)、サンライトディスプレイ……などの調整も可能だ。

 発熱はベンチマークテストなども含め、試用した範囲ではまったく問題なかった。サウンドは、スピーカー出力がモノラル。パワーもあり、音質も良いほうなのだが、これだけ綺麗なパネルを搭載しているにも関わらず、なぜ横位置でステレオにしなかったのか本機で疑問に思う仕様の1つだ。開発陣はイヤフォンでしか聴かないのだろうか。

 3.5mmヘッドフォンの出力は、ソニーのMDR-EX800STで視聴したところ、パワーがあり、中域も厚みがあり、ボーカルの抜けもいい。高域の鳴りが少し弱い感じだが全体的なバランスは悪くない。

 Bluetoothのコーデックは、SBC/AAC/aptX(HD)/LDAC(設定→開発で表示)。加えてBluetoothで4台のオーディオ機器に同時に接続できる機能も搭載している。

標準、広角、マクロ、暗所……4つのレンズを搭載

 前面カメラは、2,400万画素、視野角79.6度、レンズ5P、絞り値F2.0。出力解像度2,124×2,832ピクセル。35mm換算は不明で物理的には4mm。

背面カメラは4つ。メインカメラ(標準)は、6,400万画素、視野角79度、レンズ6P、絞り値F1.79。出力画素数は1,600万画素モードで4,640×3,472ドット。35mm換算25mm。資料では絞り値F1.79とあるが、Exifを見るかぎり1.9だ。なお、6,400万画素出力モードもあるが、これにするとフラッシュのオン/オフ程度しか触れなくなるのと、広角との画素数差が大き過ぎることもあり、今回作例はすべて1,600万画素モードで撮っている。

 広角カメラは、1,600万画素、視野角123度、レンズ5P、絞り値F2.4、出力画素数4,640×3,488ドット。35mm換算は妙な数字が入っており物理的には2mm。

 マクロレンズカメラは、500万画素、視野角83度、レンズ3P、絞り値F2.2。出力画素数2,560×1,920ドット。35mm換算は物理的には2mm。

 暗所撮影用カメラは200万画素、視野角77度、レンズ5P、絞り値F1.8。試したかぎり動画用で暗さに応じて自動的に切り替わる。後述するスーパーナイトとは別のもだ。

左から標準、暗所撮影用(動画)、マクロ、広角

 撮影モードは、詳細、自動、動画、ポートレート、スーパーナイト、プロ。詳細には、スローモーション、ストップモーション、ライトトレース、パノラマ、スーパーマクロ、高解像度(64M)がある。またAIによるシーン認識も搭載している。

 ポートレートは、顔認識する必要もなく、被写体が何であれ背景をぼかすことができ、絞りをF1.0からF16まで設定可能。また撮影後、編集でピント位置と絞りを再設定できる。ただし、画角が1.5倍となり、出力画素数も2,912×2,184ドットに落ちる。

 スーパーナイトは、重ね撮りする手法で秒単位で固定する必要があり、動く被写体には使えない。また出力画素数が4,000×3,000ドットになる。プロはISO100-3,200、シャッタースピード1/8,000~1/8秒、露出補正±2、ホワイトバランス2,000K~8,600K。距離の設定ができる。

 前面カメラは、詳細: 高解像度(24M)、自動、動画、ポートレートモードが利用できる。なお、自動で顔認識すると、肌のスムージングと、色白の調整可能だ。

自動モード
プロモード
設定(1/2)
設定(2/2)
詳細
ポートレートモード

 カメラの動作自体は非常に快適。何かを待つこともなくサクサク撮れる。オートフォーカスも速い。発色は気持ち派手目だろうか。また夜景は結構ドラマチックに写る。気になるのはポートレートモードで1.5倍の画角になること(カフェなどで対面に座る被写体が撮りづらい)、また夕方の日陰だとオートホワイトバランスが青く転ぶケースが目立った。マクロは考えて撮らないと2cmまで寄ると多くの場合、本体で陰になる。画素数も低く、積極的に使うことは少なそうだ。

標準
標準と同じ位置からポートレートモード
マクロ(2~10cm寄れる)
夕方の日陰だとオートホワイトバランスが青く転ぶケースが目立った

 以下、作例を掲載する。自動でシーンによって広角やデジタルズームを併用。一部ポートレート(バイクの写真)とスーパーナイトも使っている。今回、表参道まで足を延ばしたものの基本自宅周辺。先にあげたように気になる点もあるにはあるが、ミドルレンジのスマートフォンとしては全般的になかなかよく撮れているのではないだろうか。

初期セットアップ

 初期セットアップは、Wi-Fiのみ、Googleアカウント、各認証などはスキップして行なった。後半に利き手の選択、NXTVISION、ホーム画面の設定などがある。

NXTVISION(オン)
ホーム画面の設定(ドロワー)

 指紋認証と顔認証はパターン/PIN/パスワードを設定した後に登録できる。本機の指紋認証は画面内にセンサーがあるため、一般的な指紋センサーと比較して若干感度が鈍く、うまく認識したりしなかったりする。

指紋照合領域に指を軽く押し付けてください
指紋登録中……
エッジの入力
指紋認証を使用する機能がいろいろオンに

 顔認証の登録は、丸枠に顔を入れている間に終わってしまう。毎回書いているが、もう少し余裕があってもいいように思う。今回は眼鏡ありで登録したが、有無に関わらず認識する。

フェイスキー
顔を使用した携帯電話のロック解除に備えてください

 SIMは、スロットの表がNano SIM、裏がmicroSD。APNを選択するとすぐに開通し、シングルなので、デュアルSIMで片方ずつあれこれ設定するようなめんどうもない。

ネットワーク設定
APN

独自機能もあるが、扱いやすいUI

 OSはAndroid 10。初回起動時のストレージは12.81GB(10%)が使用中だ。システムナビゲーションは、タスク切り替えと戻るの反転や、iPhone X系のようなボタンなしの設定も可能。

 Home画面は2画面。Googleフォルダとツールフォルダがあり、Dockにはカメラ、Chrome、連絡帳、メッセージ、電話を配置。上から下へのスワイプで通知パネル、下から上へのスワイプでアプリ一覧。壁紙長押しで壁紙/テーマ/ウィジェット/ホーム設定。また端からスワイプするとエッジバーと呼ばれる独立したパネルが出る。

Home(1/2)
Home(2/2)
Googleフォルダ(1/2)
Googleフォルダ(2/2)
ツールフォルダ
エッジバー
通知パネル(1/2)
通知パネル(2/2)
ストレージ
端末情報
ダークモード
システムナビゲーション

 アプリは、「メッセージ」、「電話」、「連絡帳」、「Duo」、「Facebook」、「Gmail」、「ギャラリー」、「カメラ」、「フォト」、「動画」、「音楽」、「Netflix」、「NXTVISION」、「Playムービー&TV」、「YouYube」、「YT Music」、「コンパス」、「カレンダー」、「スイッチフォン」、「ドライブ」、「ファイル共有」、「ブラウザ」、「メモ」、「ラジオ」、「電卓」、「時計」、「音声レコーダー」、「Chrome」、「Google」、「Keepメモ」、「OfficeSuite」、「スマートマネージャ」、「スマートキー」、「ファイルマネージャー」、「ファイル」、「設定」、「サポートセンター」、「TCL+」、「Modern Combat Rebel Guns」、「天気」、「マップ」、「Google Pay」、「ニュース」、「Playストア」、「Moon+ Reader」、「アシスタント」、「ポッドキャスト」、「Booking.com」、「Google One」、「IRリモート」。

アプリ画面(1/4)
アプリ画面(2/4)
アプリ画面(3/4)
アプリ画面(4/4)

 スイッチフォンは、ほかのスマートフォンからのデータ移行ツール。ラジオはFMラジオで76~108MHzをカバーする。イヤフォンをアンテナとするが、スピーカー出力も可能。ひさびさにradikoではなく、電波でFM放送を聴きながらこの原稿を書いているが、たまにノイズが乗って、アナログっぽくなる。これはこれでいい感じだ。

 スマートキーは、本機の左側にあるスマートキーの設定アプリ。シングル、ダブル、長押しでのアクションを設定できる。TCL+は同社のポータルサイト的なもの。IRリモートは、TVやエアコンなどを赤外線で操作できるアプリとなる。

スイッチフォン
ラジオ
スマートキー
IRリモート

 少し不思議なのは、Playムービー&TVがあるのにPlay Musicがないこと。必要に応じてPlayストアからインストールすればいいので、とくに問題はないが、これまで試用したスマートフォンとしてはめずらしいケースだ。

 ウィジェットは、「カレンダー」、「スマートマネージャ」、「ドライブ」、「ブラウザ」、「マップ」、「ラジオ」、「ランチャー」、「音楽」、「音声レコーダー」、「時計」、「設定」、「天気」、「連絡帳」、「Chrome」、「Gmail」、「Google」、「Keepメモ」、「Microsoftニュース」、「YouTube Music」。

壁紙/テーマ/ウィジェット/ホーム設定
ウィジェット(1/7)
ウィジェット(2/7)
ウィジェット(3/7)
ウィジェット(4/7)
ウィジェット(5/7)
ウィジェット(6/7)
ウィジェット(7/7)

普段使いには十分の性能

 ベンチマークテストは簡易式だが「Geekbench 5.1.1」と「Google Octane 2.0」を使用した。GeekbenchはSingle-Core 501、Multi-Core 1,621、OpenCL 344。Google Octane 2.0は15,679。

 参考までに筆者が普段使っているdocomo HUAWEI P20 Pro HW-01K(2年前のハイエンド)は、Single-Core 387、Multi-Core 1,729、OpenCL 3,511。Google Octaneは1万前後だ。GPU性能の違いからOpenCLこそ大差がついているものの、プロセッサに関してはほぼ同等。実際Facebookなどを操作しても普段とまったく変わらない。

 バッテリのベンチマークテストは、輝度/音量50%、Wi-Fi経由でフルHD動画の全画面連続再生を行なったところ、約14時間で電源が落ちた。画面は十分明るく、音もそれなりに出ている。バッテリ容量が4,500mAhということもあり結構長く動作した。

Geekbench 5.1.1(1/2)
Single-Core 501、Multi-Core 1,621
Geekbench 5.1.1(2/2)
OpenCL 344
Google Octane 2.0 15,679
輝度/音量50%、Wi-Fi経由でフルHD動画を全画面連続再生。約13時間経過で残7%

 以上のようにTCL 10 Proは、Snapdragon 675、メモリ6GB、ストレージ128GB、6.47型曲面有機ELディスプレイ、そして背面4レンズを搭載したのAndroid 10搭載のSIMロックフリースマートフォンだ。価格のわりにディスプレイが綺麗なのは特筆に値する。スペック的にも充実しており、5万円切りは結構なハイコストパフォーマンス機だ。

 スピーカーがモノラル、ポートレートモードの画角が1.5倍など、気になる点はあるにはあるが、質感も含め全体的な品質はなかなか。スペック、そしてルックスにグッと来たユーザーに使ってほしい1台と言えよう。