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Macのマウスカーソルを目立たせよう!
2022年9月7日 06:27
Macを使ううえで誰にとっても欠かせないのが、ポインタ(カーソル)です。あまりにも当たり前の存在なので特に意識している人は少ないと思いますが、Macではこのポインタの設定を柔軟に変更することができます。さらに、サードパーティ製アプリを使えば、ポインタの見た目をがらっと変えることも可能。もっと楽しく、もっと効率的にMacを使うために、ポインタを自分好みにカスタマイズしてみましょう。
「マウスを揺さぶって大きく」は基本
大きなディスプレイを使っていたり、マルチディスプレイ環境でMacを使っていたりすると、ときどきポインタの位置を見失うことがありませんか? そんなときは、マウスやトラックパッドを細かく動かしてみましょう。揺さぶっている間だけポインタのサイズが大きくなり、見つけやすくなります。
この機能はmacOS 10.11 El Capitanから搭載されているもので、標準設定でオンになっています。しかし、振っても大きくならないときや、ポインタが巨大化するのが煩わしいのでオフにしたいという場合は、設定を見直してみるといいでしょう。
「システム環境設定」で「アクセシビリティ」パネルを開き、左側の項目欄から「ディスプレイ」を選びます。その中にある「ポインタ」タブに切り替えると、「マウスポインタをシェイクして見つける」項目があるはずです。このチェックボックスで機能のオン/オフを切り替えることができます。
ポインタのサイズとカラーを自分好みに
また、この「アクセシビリティ」→「ディスプレイ」→「ポインタ」タブでは、ほかにもポインタに関する設定がいくつかまとめられています。この機会に確認しておきましょう。
「ポインタのサイズ」スライダは文字通りポインタの表示サイズを変更できるスライダです。「最近、細かなものが見えにくくなってきた」という人は、見やすいサイズに変更するといいでしょう。
また、Retina Displayを搭載したMacでは、表示の縮尺が小さくなる代わりにデスクトップをより広く使える「スペースを拡大」という表示モードがあります(「システム環境設定」→「ディスプレイ」パネルで設定)。
このモードを使ったときも、ポインタのサイズを大きくすることで操作しやすく感じると思います。
「ポインタの枠線のカラー」と「ポインタの塗りつぶしカラー」では、カラーボックスをクリックすることでポインタの色を自由に変更できます。
標準の白と黒のポインタだと見失いやすいという人は、より見つけやすい色に変更してもいいでしょう。もちろん、純粋に好みの色でカスタマイズするのもアリだと思います。
ポインタにスポットライトを当てよう
サードパーティ製アプリを使うと、さらにいろいろなカスタマイズができます。ここではおすすめのアプリを2つ紹介しましょう。
1つ目は「ScreenPointer」というアプリで、ポインタにスポットライトが当たっているような面白い演出ができます。プレゼンでMacの画面を映すときなどに活用するとインパクトを出せるでしょう。
このアプリは無料ですが、アプリ内課金でPro Editionを解放するとさらに多彩なポインタ効果を選べるようになります。たとえば、「レーザポインタ」を使うと、ポインタの見た目が変わるだけでなく、なんと画面上に描画ができるようになります。
また、Pro Editionでは、ポインタの周りを拡大させる「虫眼鏡」というモードも利用できます。こちらもプレゼンやデモで重宝しそうな機能です。
クールなデザインのネオンエフェクトで飾る
2つ目は、「Cursor Pro」というアプリで、ポインタの周りに円形や長方形のネオンをつけることができます。ネオンの色や形状は自由に変更が可能なので、自分好みにアレンジしてみましょう。
また、このソフトでは、クリック時にネオンの色や形状が変化します。プロジェクタや大型スクリーンなどを使ってデモをしているとき、クリックを行なったことが遠くからでも分かりやすいというメリットがあります。
さらに、先ほどのScreenPointerと同様、ポインタの周りを拡大表示する機能も備えています。
1,220円という価格は若干高めですが、とにかくクールなデザインで他のアプリにはないセンスを感じます。見た目にこだわる方にぜひおすすめしたい1本です。
ポインタのカスタマイズは実用性にも直結
ここまで説明した方法などでポインタをカスタマイズすると、操作中にポインタ位置を見失うことが少なくなり、作業効率の向上につながります。
また、すでに述べた通り、デモやプレゼンを行なう際もポインタが見やすくなり、さらにカスタマイズ次第でインパクトを与えることも可能です。
もちろん、なんらかのデモ動画を作ってSNSで公開したり、配信したりするときにも同じことが言えるでしょう。
「たかがポインタ」と侮らず、好みや用途に合わせてベストな表示方法を考えてみてはいかがでしょうか。