編集部・ライターの今年“これ買った”!

20-70mmのカメラレンズほぼ1本で仕事できるようになった

このコラムは、編集部員やライターがこの1年を振り返り、実際に買って「良かった!」と思う製品を簡単に紹介するコーナーです。

 筆者の本業はライターだとはいえ、写真を撮れるかどうかも仕事上はわりと重要だったりする。本職のフォトグラファーの方のように芸術的に撮るのは無理だとしても、一般に「見られる」レベルの写真は撮れるようにしておきたいものだ。ただ、あまりにヘタクソなら撮らないほうがマシ、ってこともあると思うので、腕がない分は機械に頼るのである。

 そんなわけで2023年の春、ここ数年メイン機として使っているソニーの「α7 III」に新しいレンズを追加した。「FE 20-70mm F4 G」(SEL2070G)というヤツである。これを選んだ理由は、どちらかというと画質どうこうよりも、昨今の仕事内容にもっともフィットしそうな画角で、かつ軽量化もできそうだったから。で、結論からいうと、完全に正解だった。

ソニーのズームレンズ「FE 20-70mm F4 G」(SEL2070G)

 撮影が必要になる場面としては、多くが物撮り(PC Watchでレビューする機材とかね!)やインタビュー時のポートレートで、あとはイベントなどでの物撮り、室内・建物の撮影があるくらい。サーキットでのレース取材なんかもときどきあるけれど、重要な走行シーンはだいたいフォトグラファーの方が担当するので、いわゆる「長玉」は必要ない。狭い室内のときに広角で捉えられて、モノや人にある程度寄れる、というのを1本で兼ねられるズームレンズがあれば十分なのだ。

 その意味でこのSEL2070Gは、まさにベストな選択だったと思う。広角側も望遠側も微妙に足りないかな~、なんて最初は心配していたけれど、結果的には筆者の用途のほとんど全てをカバーでき、年間の撮影シーンの99%はこの1本で完結した。

 それまでは24-240mmのズームレンズを主に使っていたのだけれど、これを購入してからはすっかり出番がなくなり、今年レンズ交換したのは確か2、3回。モビリティリゾートもてぎで開催された5月のトライアル世界選手権と12月のホンダファンイベントくらいだったはず。広角用の16-35mmレンズは結局1度も使わなかった。

出番がめっきり減ってしまった「Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS」(左)と「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」(右)

 24-240mmはとにかく重くてデカくて、最短撮影距離(0.5~0.8m)も遠くて扱いにくかったのに対し、SEL2070Gはめっちゃ軽量・コンパクトで寄れる(最短撮影距離0.25~0.3m)というのもありがたかった。これだけで機動力が2割増しになった気分。画質というか、解像感もぐっと上がったように感じるし、いいところだらけだ。値段がフィルタ込みで20万円近くかかったことと、今度はカメラボディも小さくしたいな~なんて余計な物欲を刺激し始めるようになったことはデメリットかもしれないけれど……。