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東芝、Broadwellに一新した法人向けノート

「dynabook Satellite B35/R」

 東芝情報機器株式会社は、プラットフォームを一新した法人向けノートPC 2機種を6月上旬より順次発売する。

 15.6型の「dynabook Satellite B35/R」は、CPUがHaswellからBroadwellになったことで、従来機のB654/Mシリーズの65Wから45Wへと消費電力を削減。加えて、バッテリから基板へ伝送する電力の損失を抑えることで、JEITA 2.0準拠の動作時間を約8時間から約9時間へと引き延ばし、日中はバッテリで運用するピークシフトの使い勝手を高めた。

 筐体も刷新されており、従来機より10mm以上薄型しつつも、設計段階からシミュレーション技術を活用し、剛性を確保したほか、TUVでの76cm落下テスト、100kgf面加圧テスト、30cc防滴テストも通過。また、部品点数を削減したことで、故障リスクを抑え、HDDには引き続き、3D加速度センサーとフローティング構造を採用し、耐衝撃性を確保した。

 最小仕様は、Celeron 3205U(1.5GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、DVD-ROMドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型液晶、Windows 8.1 Pro Update(64bit)などを搭載し、税別価格は208,000円。

 インターフェイスは、Gigabit Ethernet、USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、TPM(Core i3/i5に内蔵)などを装備。BTOでCore i3-5005U/i5-5200U、DVDスーパーマルチドライブ、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN+Bluetooth 4.0、Windows 7 Professional(同)、Officeなどを選択できる。

 本体サイズは約379×257.9×16.9~23.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3kg。

前面
右側面
左側面
背面
「dynabook Satellite B37/R」

 法人向けでは珍しい17.3型の「dynabook Satellite B37/R」もBroadwellを採用し、筐体を薄型化。また、キーボードも変更され、表面に0.2mmのへこみを付けたり、キーサイズを変更するなどし、東芝独自の分析でより心地よいと感じる打鍵感に改善した。

 最小構成は、Core i5-5300U(2.3GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、1,600×900ドット表示対応17.3型液晶、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 8.1 Pro Update(同)などを搭載し、税別価格は266,000円。

 インターフェイスは、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、USB 3.0、USB 2.0×2、HDMI出力、92万画素Webカメラなどを装備。BTOでメモリ8GBや、Windows 7 Professional(同)、Officeなどを選択できる。

 JEITA 2.0準拠のバッテリ駆動時間は約4時間。本体サイズは約412.7×279.4×26.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.9kg。

前面
右側面
左側面
背面

(若杉 紀彦)