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NEC、仮想デスクトップ環境の対応を強化した顔認証ソフト「NeoFace Monitor」

仮想デスクトップシステム顔認証OSログオン

 NECは、仮想デスクトップ環境対応やセキュリティの強化を行なった顔認証ソフトウェアのパッケージ版「NeoFace Monitor V7.1」を販売開始した。提供開始日は4月中旬を予定しており、税別価格はソフトウェア(NeoFace Monitor V7 クライアント用-i/SW)が1,000円、ライセンスが1台あたり1万4,500円、1年更新の保守パックが1台あたり2,600円。

 仮想デスクトップ環境の対応について、過去のバージョンでもMicrosoftのリモートデスクトップに対応していたが、新たに「VMware Horizon」や「Citrix Virtual Apps and Desktops」にも対応し、リモート接続先の仮想デスクトップOSへの顔認証ログオンを実現。仮想デスクトップ上のアプリに対して、アプリログイン代行認証機能によるシングルサインオンもサポートした。

 さらに、手元のPCと仮想PC間のネットワーク通信経路上の認証データを軽量化。多数の利用者が同時接続する大規模環境や、狭帯域の通信環境における強化も行なった。

 一方、アプリログイン代行認証機能では、管理者が特定アプリに対して顔認証の適用を必須化することが可能となり、登録権限の管理を強化。顔認証が利用できない場合の代替認証手段としてのワンタイムパスワード機能においては、入力失敗許容回数、ログオン可能回数を設定できるようになった。ネットワークが利用できない場合にあらかじめ保持した情報で認証するキャッシュ認証機能では、保持情報の有効期限を設定できるようにした。

アプリログイン代行認証機能では、管理者が利用者の編集/削除作業の可否設定を追加し、顔認証の適用を必須化できるようになった
ワンタイムパスワード機能の許容回数設定
認証画面キャシュ有効期限設定

 このほか、ログオンや画面ロック解除において顔認証を利用する場合、管理者権限がない利用者でもカメラを切り替えられる機能を追加し、利便性を向上させたとしている。

カメラ切り替え機能