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VAIO、従来比で最大2倍性能アップの第12世代Core搭載ノート4機種

 VAIO株式会社は、法人向けノートPCのVAIO Proシリーズから、12.5型「VAIO Pro PJ」、13.3型「VAIO Pro PG」、14型「VAIO Pro PK」、15.6型「VAIO Pro PH」の4機種において、第12世代Core搭載の新モデルを発表した。価格はすべてオープンプライス。

 4機種ともにCPUに第12世代Coreを搭載し、従来モデルから性能を大幅に向上した。VAIO Pro PGの場合、従来と比べて最大で約205%の性能向上を達成したという。6GHz帯を活用して低遅延かつ高速/大容量な通信を実現するWi-Fi 6Eにも対応している(総務省認可後にアップデートを適用する必要がある)。

 Web会議機能も強化を図っており、フルHDカメラを装備するモデルでは、自動フレーミングや背景ぼかし、顔の明るさを調整する顔優先AE、ちらつき低減・逆光補正調整といった、カメラ映りの最適化機能を新たに利用可能となった。「VAIOの設定」から変更でき、アプリケーションを問わず一貫した設定が行なえる。加えて、騒音や環境ノイズだけを抑えるAIノイズキャンセリング機能も備える。

 セキュリティ関連では、指紋認証と顔認証、人感センサーを組み合わせ、着席や離籍に応じたログオンやロックなどを自動で行なえるVAIO User Sensingを搭載。利便性と高いセキュリティ性を両立した。

 また13.3型のVAIO Pro PGについてはデザインを一新。画面の狭額縁化、タッチパッドの面積拡大、キートップの共通化、180度可動する液晶ヒンジ、電源ボタン一体型指紋認証センサーなどを採用し、VAIO Pro PJおよびPKと同様のデザインとなった。米国国防総省の定めるMIL-STD-810Hに準拠した品質試験もクリアしている。

VAIO Pro PJ(アーバンブロンズ)

 主な仕様はVAIO Pro PJの場合、第12世代Core i3/i5/i7 UシリーズまたはCeleron 7305、8GB/16GB/32GBメモリ、128GB/256GB/512GB/1TB/2TB SSD、12.5型フルHD(1,920×1,080ドット)ディスプレイ、Windows 11 Pro/Homeまたは10 Pro/IoT Enterprise 2021 LTSCなどを搭載。LTEモデムや指紋認証センサーも選べる。

 本体色はアーバンブロンズ、ブライトシルバー、ファインホワイト、ファインブラック4色。サイズは約287.8×205×15~17.9mm(幅×奥行き×高さ)。

VAIO Pro PG(シルバー)

 VAIO Pro PGの場合、第12世代Core i3/i5/i7 UシリーズまたはCeleron 7305、8GB/16GB/32GBメモリ、128GB/256GB/512GB/1TB/2TB SSD、13.3型フルHDディスプレイ、Windows 11 Pro/Homeまたは10 Pro/IoT Enterprise 2021 LTSCなどを搭載。LTEモデムや指紋認証センサーも選べる。

 本体色はシルバーとブラックの2色。本体サイズは約305.8×215.1×14.4~18.4mm(同)。

VAIO Pro PK(ファインホワイト)

 VAIO Pro PKの場合、第12世代Core i3/i5/i7 UシリーズまたはCeleron 7305、8GB/16GB/32GBメモリ、128GB/256GB/512GB/1TB/2TB SSD、4K(3,840×2,160ドット)/フルHD(タッチ対応選択可)14型ディスプレイ、Windows 11 Proまたは10 Pro/IoT Enterprise 2021 LTSCなどを搭載。LTEモデムや指紋認証センサーも選べる。

 本体色はアーバンブロンズ、ブライトシルバー、ファインホワイト、ファインブラック4色。サイズは約320.4×222.9×13.3~17.9mm(同)。

VAIO Pro PH(ブラック)

 VAIO Pro PHの場合、第12世代Core i5/i7 Hシリーズ、16GB/32GB/64GBメモリ、128GB/256GB/512GB/1TB/2TB SSDおよび1TB HDD、4K/フルHD 15.6型ディスプレイ、Blu-ray/DVDスーパーマルチドライブまたはドライブレス、Windows 11 Pro/Homeまたは10 Proなどを搭載。

 本体色はホワイト、シルバー、ブラックの3色。サイズは約361.4×254.3×22~26mm(同)。

 そのほか同社ではあわせて、法人向けソリューションメニューの見直しも実施。キーボード交換や外装交換、バッテリ交換サービスといった保守および保証体制の強化、データ消去サービスの拡充なども行なっている。