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Dynabook、国内外でのサービス事業を拡大し2021年度中の上場目指す
2019年7月9日 12:03
Dynabook株式会社は、2021年度中の国内株式市場への上場を目指し、サービス事業拡大に向けた事業戦略を発表した。
同社では、「コンピューティングとサービスを通じて世界を変える」という企業ビジョンのもと、「人に寄り添う、社会を支える、真のコンピューティング」と「ユーザーを起点に考えた新しい付加価値・サービス」を追求し、さらなる事業拡大に向けて、サービス事業の分野において「サービス事業拡大戦略」を発表した。
具体的には、国内サービス商品をサービス/デバイス/プラットフォームの3つに体系化し、それぞれを組み合わせることで顧客に最適な提案をワンストップで提供。またサービス/ソリューション商品を強化して事業領域を拡大し、2019年度内には「サブスクリプションメニュー」を展開する。
シャープグループの総合力を活かして連携を強化し、8Kエコシステムを構成するデバイスサービスの創出を見込むほか、社外の企業とも積極的に連携し、クラウドサービスの分野ではMicrosoftとの連携を強化。クラウドソリューションプロバイダーとして、Microsoftのクラウドサービスの販売強化を図るとともに、自社デバイスやサービスを組み合わせて提案できる商品群を拡充していくという。さらに、国内サービス/ソリューション商品の展開地域を海外へと拡大する。
同社では、企業のサービス導入方針の多様化に対応するため、サービス/ソリューションを拡充し、事業の原動力である「dynabook as a Computing」、「dynabook as a Service」の両輪で事業拡大を進め、2021年度中の国内株式市場への上場を目指すとしている。
また「dynabook as a Service」を具現化する新規サービスメニューとして、WindowsプラットフォームのPCと組み合わせて価値を提供する新サービス「Enterprise Mobility+Security導入支援サービス」を商品化し、8月1日よりサービスの提供を開始する。
Enterprise Mobility+Securityは、Microsoftの提供するモバイル管理とセキュリティのためのプラットフォームで、デバイスの接続制限(認証)、デバイス/アプリケーションレベルでのデータ保護、データの暗号化などを実現する。
導入支援サービスは、Enterprise Mobility+Securityを使用してWindows 10 PCに対する更新プログラムの配信管理、デバイスの構成管理、アプリケーションの配信管理などを行なう環境を構築するサービスで、導入支援サービスのほか、ヘルプデスクサービス、運用代行サービスも用意される。
同社は発表に合わせ、9日に「dynabook Day 2019」イベントを開催。ソリューションや自社製品についての展示デモなどを披露した。