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日本HP、Quadro RTX 8000 2発のワークステーションや第2世代VRバックパックPCなどを発表
~AIやVR開発向けワークステーション8製品を投入
2019年6月13日 16:21
日本HPは6月13日、ノートおよびデスクトップ型、VR向けバックパック型ワークステーションを含む新製品を8機種発表した。6月下旬から8月下旬にかけて順次出荷を開始する。
HP ZBookシリーズ
HP ZBookシリーズからは15.6型の「HP ZBook 15 G6 Mobile Workstation(税別268,000円~)」と、17.3型の「HP ZBook 17 G6 Mobile Workstation(税別318,000円~)」の2機種を8月中旬に投入。第9世代のIntel製CPUを搭載するほか、レイトレーシング機能を備えたQuadro RTXも搭載可能となっており、3D CAD、AI、VRなどの設計/開発に好適とする。
ベーシックモデル | スタンダードモデル | パフォーマンスモデル | リッチVRエクスペリエンスモデル | エクスクルーシブ | |
---|---|---|---|---|---|
CPU | Core i7-9750H(6コア/12スレッド、2.6~4.5GHz) | Core i7-9850H(6コア/12スレッド、2.6~4.6GHz、vPro) | Core i9-9880H(8コア/16スレッド、2.3~4.8GHz、vPro) | ||
GPU | Intel UHD Graphics 630 Quadro T1000(GDDR5 4GB) | Intel UHD Graphics 630 Quadro T2000(GDDR5 4GB) | Intel UHD Graphics 630 Quadro RTX 3000(GDDR6 6GB) | ||
メモリ | DDR4-2666 16GB | DDR4-2666 32GB | DDR4-2666 64GB | ||
ストレージ | HDD 1TB | M.2 NVMe SSD 512GB | M.2 NVMe SSD 1TB | M.2 NVMe SSD 2TB | |
ディスプレイ | 15.6型フルHD非光沢IPS液晶、400cd/平方m | 15.6型4K非光沢IPS液晶、600cd/平方m | |||
解像度 | 1,920×1,080ドット | 3,840×2,160ドット | |||
OS | Windows 10 Pro | ||||
バッテリ | 90Wh | ||||
汎用ポート | Thunderbolt 3、USB 3.0×3 | ||||
カードリーダ | SDカードスロット(UHS-II対応) | ||||
映像出力 | USB Type-C×2、HDMI 2.0b | ||||
無線機能 | IEEE 802.11ax無線LAN、Bluetooth 5 | LTE、IEEE 802.11ax無線LAN、Bluetooth 5 | IEEE 802.11ax無線LAN、Bluetooth 5 | ||
有線LAN | Gigabit Ethernet | ||||
Webカメラ | - | 1080p | |||
その他 | NFC、指紋認証センサー | NFC、指紋認証センサー、顔認証センサー | |||
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 376×264×26mm | ||||
重量 | 約2.6kg |
ベーシックモデル | スタンダードモデル | パフォーマンスモデル | リッチVRエクスペリエンスモデル | エクスクルーシブ | |
---|---|---|---|---|---|
CPU | Core i7-9750H(6コア/12スレッド、2.6~4.5GHz) | Core i7-9850H(6コア/12スレッド、2.6~4.6GHz、vPro) | Core i9-9880H(8コア/16スレッド、2.3~4.8GHz、vPro) | ||
GPU | Intel UHD Graphics 630 Quadro T1000(GDDR5 4GB) | Intel UHD Graphics 630 Quadro RTX 3000(GDDR6 6GB) | Intel UHD Graphics 630 Quadro RTX 4000(GDDR6 8GB) | Intel UHD Graphics 630 Quadro RTX 5000(GDDR6 16GB) | |
メモリ | DDR4-2666 16GB | DDR4-2666 32GB | DDR4-2666 64GB | ||
ストレージ | HDD 1TB | M.2 NVMe SSD 512GB、HDD 1TB | M.2 NVMe SSD 1TB | M.2 NVMe SSD 2TB×2 | |
光学ドライブ | BDドライブ | ||||
ディスプレイ | 17.3型フルHD非光沢IPS液晶、300cd/平方m | 17.3型4K非光沢IPS液晶、400cd/平方m | |||
解像度 | 1,920×1,080ドット | 3,840×2,160ドット | |||
OS | Windows 10 Pro | ||||
バッテリ | 95.6Wh | ||||
汎用ポート | Thunderbolt 3、USB 3.0×3 | ||||
カードリーダ | SDカードスロット(UHS-II対応) | ||||
映像出力 | USB Type-C×2、Mini DisplayPort 1.4、HDMI 2.0b | ||||
無線機能 | IEEE 802.11ax無線LAN、Bluetooth 5 | LTE、IEEE 802.11ax無線LAN、Bluetooth 5 | IEEE 802.11ax無線LAN、Bluetooth 5 | ||
有線LAN | Gigabit Ethernet | ||||
Webカメラ | 1080p | ||||
その他 | NFC、指紋認証センサー、顔認証センサー | ||||
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 416×288×33.5mm | ||||
重量 | 約3.2kg |
HP Zシリーズ
デスクトップワークステーションのHP Zシリーズからは、合計5製品を投入し、タワー型から小型PCまで幅広く展開。最上位の「HP Z8 G4 Workstation」ではXeonスケーラブル・プロセッサーと、NVLinkで接続されたQuadro RTX 8000を2基搭載できるほか、メインメモリとフラッシュメモリを組み合わせたIntel Optane DCパーシステント・メモリーも搭載可能。高性能パーツをふんだんに採用し、AIなど最先端の技術開発向けに特化した仕様となっている。
販売開始時期はタワー型の「HP Z8 G4 Workstation(税別306,000円~)」と「HP Z6 G4 Workstation(税別276,000円~)」が6月下旬から、同じくタワー型の「HP Z2 Tower G4 Workstation(税別126,000円~)」が8月下旬、小型の「HP Z2 Mini G4 Workstation(税別143,000円~)」と「HP Z2 SFF G4 Workstation(税別117,000円~)」も8月下旬からとなっている。
HP Z8 G4 Workstation おすすめ構成モデル | HP Z6 G4 Workstation おすすめ構成モデル | HP Z2 Tower G4 Workstation おすすめ構成モデル | |
---|---|---|---|
CPU | Xeon Bronze 3104(6コア、1.7GHz) | Xeon Bronze 3104(6コア、1.7GHz) | Xeon E-2104G(4コア、3.2GHz) |
GPU | Quadro P400(2GB) | Quadro P400(2GB) | Intel P630(CPU内蔵) |
メモリ | DDR4-2666 ECC Registered 8GB | ||
ストレージ | HDD 500GB | ||
光学ドライブ | DVD | ||
OS | Windows 10 Pro | ||
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 216×556×445mm | 169×465×445mm | 169×435×356mm |
重量 | 約23.7kg | 約13.6kg | 約11.4kg |
税別直販価格 | 372,400円 | 348,400円 | 348,400円 |
HP Z2 Mini G4 Workstation おすすめ構成モデル | HP Z2 SFF G4 Workstation おすすめ構成モデル | |
---|---|---|
CPU | Xeon E-2104G(4コア、3.2GHz) | |
GPU | Intel P630(CPU内蔵) Quadro P600(4GB) | Intel P630(CPU内蔵) Quadro P400(4GB) |
メモリ | DDR4-2666 ECC Registered 8GB | |
ストレージ | HDD 1TB | HDD 500GB |
光学ドライブ | - | DVD |
OS | Windows 10 Pro | |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 216×216×58mm | 100×381×338mm |
重量 | 約2.18kg | 約6.3kg |
税別直販価格 | 200,500円 | 180,500円 |
HP VR Backpack G2
「HP VR Backpack G2」は、バックパック型のPCで、ケーブル類との接続が必要なVR HMDをケーブルの取り回しを気にせずに使用できる。今回で2世代目となり、ハーネスの切り離しができるようになったり、バックパックに付けた予備バッテリが手に当たらないように後部に配置されるなど、性能面だけでなく使い勝手も向上させている。7月中旬発売で税別直販価格は360,000円。
また、インサイドアウト対応のVR HMD「HP Reverb Virtual Reality Headsetプロフェッショナルエディション」も同時に発売し、価格は同63,500円となる。
HP VR Backpack G2 | |
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CPU | Core i7-8850H(6コア/12スレッド、2.6~4.3GHz) |
GPU | GeForce RTX 2080(GDDR6 8GB) |
メモリ | DDR4-2666 32GB |
ストレージ | M.2 NVMe SSD 1TB |
OS | Windows 10 Pro |
汎用ポート | 本体 : USB 3.1(DisplayPort Alternative Mode対応)、USB 3.0×2 ドッキングステーション : USB 3.0×6(1基はType-C) |
カードリーダ | - |
映像出力 | 本体 : USB Type-C、Mini DisplayPort 1.4×2 ドッキングステーション : DisplayPort、HDMI 2.0 |
無線通信 | IEEE 802.11ac、Bluetooth 5 |
有線LAN | Gigabit Ethernet |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 約236.4×60.9×333.5mm |
重量 | 2.6kg(バッテリ込みのバックパックキット装着時は4.658kg) |
税別直販価格 | 360,000円 |
HPは国内ワークステーション事業が好調で
発表当日には都内にて新製品発表会が開催され、同社代表取締役 社長執行役員の岡隆史氏らが登壇し、ワークステーションモデルの事業展開などについて説明した。
岡氏は、国内のワークステーション事業の概況として、昨年(2018年)から今年にかけて出荷台数が30%の伸びを示しているとともに、四半期で倍以上の成長を見せたとし、好調をアピール。シェアについても企業向けPCでは23.1%で1位、さらにワークステーションについては41.9%で1位と、HPのブランド力を見せている。
最近ではAIやVRはもはやはやり言葉ではなく、今後の社会の成長に不可欠な存在であるとし、ワークステーション分野の重要性を強調。サーバーよりもコストを抑えられることや、オンプレミスでの高速レスポンスなどが需要を呼び、クラウドとの棲み分けが進むと説明する。
岡氏は今後もポートフォリオを拡大しつつ、業界随一の幅広いラインナップを揃えることで、クリエイターや開発者らを強力にサポートしていきたいとした。