米Microsoft、Windows CE新バージョンを発表

'98年10月8日(現地時間) 発表


 米Microsoftは、第3世代のWindows CEとなる「Windows CE Handheld PC Professional Edition」(以下CE Pro)を発表した。CE Proは、“Jupiter”のコードネームで予告されていたOSで、ハンドヘルドPC(H/PC)のメーカーへOEM提供される。搭載製品は年末には出荷されるが、大量出荷が開始されるのは'99年になってからとされている。

 CE Proは、Windows CE 2.11をベースに、ビジネス市場に向け、リモートアクセス機能の強化を重視。メールクライアントのPocket OutlookではIMAP4などが新たにサポートされた。また、ActiveX Data Objects(ADO)、ODBCなどのデータベース機能もサポートした。

 サポートするハードウェアも拡大され、VGAおよびSuper VGAの液晶、タッチタイプができるサイズのキーボード、USBなどが新たにサポートされる。ポインティングデバイスとしてマウスがサポートされたのは大きな変化だ。

 なお、メーカーではHewlett-Packard(HP)がCE Pro搭載のH/PCの計画を発表している。CPUにIntelから発表されたばかりのStrong ARMベースの「Intel SA-1100」の190MHz版を採用する。また、MicrosoftのサイトによればHP以外に、カシオ、Compaq、Everex、富士通、日立、LG、NEC、NTS、Samsung、シャープ、VademがCE Proのサポートメーカーとされている。

□米Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/1998/Oct98/jupitrPR.htm
□サポートメーカー名一覧(英文)
http://www.microsoft.com/windowsce/hpcpro/partner/suppliers.asp
□HPのニュースリリース(英文)
http://www.hp.com/pressrel/oct98/08oct98.htm

('98年10月9日)

[Reported by date@impress.co.jp / Watchers]


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