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■■後藤弘茂のWeekly海外ニュース「Windows NT 6.0について語り始めたMicrosoft」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980824/kaigai02.htm
●AMR(Audio/Modem Riser)
エーエムアール、オーディオモデムライザー
Intelが'98年7月に発表した、オーディオ、モデム用のライザーカード規格。
Intelが提唱するオーディオ/テレフォニー用のハードウェア規格である「Audio Codec '97(AC'97)」は、デジタル制御部(以下コントローラと記す)とアナログ制御部(以下コーデックと記す)を2つのブロックに分けた設計になっている。これを実際にマシンに組み込む際には、次のような3通りの方法が考えられる。
(1)コントローラとコーデックをマザーボード上に実装
(2)コントローラをマザーボード上に実装し、コーデックをカードで提供
(3)コントローラとコーデックをカードに実装して提供
AMRは、この中の (2) を実現するために必要なカードの仕様を規定したもので、物理的には、PCIやAGPスロットと同じ並びに46ピンのスロットを用意(ブラケットは、PCIやAGPと同じものを使用)。AC'97で規定されているAC-linkインターフェイスを使ってコントローラに接続される仕様になっている。インターフェイスにはこの他に、アナログ信号やS/PDIF、USBなどの信号も含まれており、オーディオのみ、モデムのみ、オーディオ+モデムといった様々なタイプのライザーカードに対応できるようになっている。
□Audio Codec '97 Home Page (米Intel)
http://www.intel.com/pc-supp/platform/ac97/
【参考】
□AC'97
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980826/key43.htm#AudioCODEC97
□S/PDIF
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980617/key34.htm#S/PDIF
□USB
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971014/key2.htm#usb
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980708/key37.htm#usbspeaker
■■SiS、ビデオチップ内蔵のSlot 1用チップセット「SiS620」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980825/sis.htm
●Ultra ATA/66
ウルトラエーティーエーロクロク
【IDE/ATAの転送モードと転送レート】 | |
---|---|
転送モード | 転送レート |
PIO Mode 0 | 3.3 MB/s |
PIO Mode 1 | 5.2 MB/s |
PIO Mode 2 | 8.3 MB/s |
PIO Mode 3 | 11.1 MB/s |
PIO Mode 4 | 16.6 MB/s |
DMA Single word 0 | 2.1 MB/s |
DMA Single word 1 | 4.2 MB/s |
DMA Single word 2 | 8.3 MB/s |
DMA Multiword 0 | 4.2 MB/s |
DMA Multiword 1 | 13.3 MB/s |
DMA Multiword 2 | 16.6 MB/s |
Ultra ATA/33 | 33.3 MB/s |
Ultra ATA/66 | 66.6 MB/s |
IDE/ATA(Integrated Drive ―またはDevice― Electronics / AT Attachment)は、もっとも一般的に使われているハードディスクインターフェイスで(ATAはIDEの正式規格)、40ピンのコネクタが使用される。Ultra ATA/66ではこれをケーブル80ラインに拡張し、拡張分40ラインをグラウンドに割り当てることによって信号特性を改善。マルチワード転送時のタイミングマージンを縮小し、Ultra ATA/33の2倍にあたる66MB/秒のバースト転送を実現する。従来のインターフェイスとも互換性があり、相手がこれをサポートしていない場合には、下位のモードで動作する。
【参考】
□IDE
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980805/key41.htm#IDE
□Ultra ATA/33
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971014/key2.htm#ultaradma
■■ビビター、サイカラー方式を採用した小型フォトプリンタ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980826/vivitar.htm
●サイカラー方式 (Cycolor) (Cycolor)
Cycolor社が開発した「Cycolor DI Film」を使用するフルカラーの印刷方式で、Cylithography方式とも。
Cycolor DI Filmは、複写式伝票等に使われている感圧紙(ノンカーボン紙)とよく似た印刷用紙で、表面は色の素となる染料(染料自体は無色だが顕色剤に触れると発色する)が入ったマイクロカプセルでコーティングされている。感圧紙自体は、ボールペンなどで圧力を加えてマイクロカプセルを破り、顕色剤に触れて発色した染料を複写する仕組みだが、Cycolor DI Filmの場合には、このマイクロカプセルに一定の光に反応して破壊強度が変る感光性の素材が使われている。プリント時には印字イメージに従って用紙を露光して行き、ローラーを使って一定の圧力をかけて弱くなったマイクロカプセルを破壊。加熱して、顕色剤と融合して発色した染料を定着させる。
用紙には、印字用のヘッドピンあたり約2万個のマイクロカプセルが塗布されており、破れたマイクロカプセルから流出する染料の量で濃淡を表現。シアン、マゼンタ、イエローの3色の染料を使って、フルカラー印刷を実現している。
サイカラー方式は比較的新しい印刷方式であり、採用しているプリンタの数こそ少ないが、Vivitar社やAztech社のフォトプリンタに使われており、昇華型熱転写方式よりも印字コストは安く、耐水性にも優れているといわれている。
□Cycolor, Inc.
http://www.cycolor.com/
●CIFF(Camera Image File Format)
シーアイエフエフ
キヤノンが'97年に提唱し、約30社の企業が参加するCIFFフォーラムが推進する、デジタルスチルカメラ用のファイルフォーマット。
CIFFは、もっとも標準的なJPEGファイルとして知られるJFIFをそのまま使って画像データを格納。JPEGのルールに則した方法(JFIFと同様に、アプリケーション用に用意されたデータセグメント「APP0」を使用)で、画像データやカメラ、撮影等に関する付帯情報を格納するためのヘッダ(ヒープ―Heap―という)を追加した構造になっており、CIFFを直接サポートしていないアプリケーションでも、普通のJPEGファイルとして扱うことができる。サムネイル画像は、本体とは別ファイル(本体と同じCIFFなので付帯情報の格納が可能)で持つようになっており、関連ファイルとしてWAVE形式の音声ファイルを持たせることもできるようになっている。
メディアのフォーマットには、MS-DOSやWindowsで使われているFAT(FAT16)を使用。ディレクトリ構造やファイルの命名ルール等も詳細に規定されており、異なるハードウェアやソフトウェア間でも、ファイルが容易に扱えるように考慮されている。
JPEGをベースとした同種のフォーマットには、富士写真フイルムが開発したExif(Exchangeable Image File Format)や、NTT、ソニーなどが共同で開発したIrTran-PのUPF(Uni Picture Format)などがある。
・JFIF(JPEG File Interchange Format)
C-Cube Microsystems社が規定したJPEGファイル。JPEG規格には含まれない色空間の扱い方を規定し、データストリームの頭に、画像データに関する若干の付加情報を追加した仕様になっている。
□CIFF Forum
http://www.ciff-forum.com/index-j.html
【参考】
□JPEG
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980715/key38.htm#JPEG
□Exif
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971202/key9.htm#exif
□IrTran-P
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971125/key8.htm#irtran_p
■■ATI新世代ビデオチップ「RAGE 128ファミリー」発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980828/ati.htm
●ICD(Installable Client Driver)
WindowsがサポートするOpenGLドライバモデルのひとつ。
ビデオカードがOpenGLのアクセラレーション機能を提供する際に組み込むドライバには、MCD(MiniClient Driver)とICD(Installable Client Driver)という2種類のドライバモデルが用意されている。MCDは、OpenGLの一部の機能(主にレンダリング)だけをサポートするシンプルなドライバで、比較的開発が容易であるのに対し、ICDはOpenGLのほとんどのファンクションをサポート。開発にはより多くの労力が必要となるが、ビデオカードが持つアクセラレーション機能をフルに活かすことができる。
【参考】
□OpenGL
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971021/key3.htm#opengl
[Text by 鈴木直美]