ソニー、Crusoe搭載C1を正式発表 |
10月7日 発売
価格:オープンプライス
連絡先:VAIOカタログセンター
Tel.03-5454-0700
ソニー株式会社は、CCDカメラ内蔵VAIOノートC1にTransmetaのプロセッサ「Crusoe」を搭載した「PCG-C1VJ」を10月7日から発売する。また同時に、外付け16倍速CD-ROMドライブ(PCGA-CD51/A)と、Office 2000 Personalを同梱したアプリケーションモデル「PCG-C1VJ/BP」もラインナップする。価格はともにオープンプライスだが、店頭予想価格はPCG-C1VJが20万円前後、PCG-C1VJ/BPが23万円前後と見込まれる。なお、両モデルともOSはWindows Meを搭載し、FDDはオプションとなっている。
PCG-C1VJは、8月11日に同社が発売を予告していた製品だが、その時点では詳細は明らかにされていたなかった。採用したCPUの型番はTM5600で、動作クロックは600MHz。メモリはSDR SDRAM 128MBをオンボードに搭載し、192MBまで増設可能で、メモリモジュールは従来機種と同じものが使用できる。
本体デザインは、外装カラーが白味を帯びた少し明るいものに変更されているものの、全体のイメージは以前の製品を踏襲している。
また、MagicGateメモリースティックに対応したOpenMGスロットが新たにPCカードスロットの下に設けられているが、外形寸法は248×152mm×27~29mm(幅×奥行き×高さ)と、奥行きが1mm短くなっただけでほぼ同じサイズ。ただし、重量が1kgを切り、980gと従来から20g軽くなっている。
バッテリーパック | PCG-C1VJ | PCG-C1XG |
---|---|---|
S | 約2.5~5.5時間 | 約1.5~2.5時間 |
L | 約5~11時間 | 約3.5~5時間 |
LLL | 約8~20時間 | 約6~8時間 |
また、最短と最長の幅が2倍程度と、広いのも特徴だ。CPUパワーも気になるところだが、MPEG-1ソフトウェアリアルタイムエンコード機能が新たに搭載されたことからも、実用には十分と思われる。
外装はあまり変更されていないPCG-C1VJだが、内面はCPU以外も大きく改良されている。ビデオチップをATI RAGE Mobility M-1 8MBに強化。内蔵のCCDカメラもプログレッシブスキャン方式となり、縦方向の解像度が従来の2倍にアップした。また、ビデオ出力端子を本体に内蔵。同梱の専用ケーブルにより、コンポジットビデオ、ステレオ音声出力が可能となったほか、搭載スピーカーも出力が5倍のもに変更された。なお、液晶は8.9インチ 1,024×480ドットTFTと、サイズや解像度アップが行なわれなかったのは残念なところだ。
そのほか、機能面でも、外部ディスプレイの同時表示の際に、縦長にならず正しい比率で表示が可能になり、サイバージェスチャーが上下の動きに対応するなど、細かく改善されている。
左が従来機種のC1XG、右が今回発表のC1VJ。見た目はほとんど同じ。 | 上がC1VJ、下がC1XG。PCカードスロットの下に、付け足したようにメモリースティックスロットを詰め込んでいる | 上がC1VJ、下がC1XG。C1VJでは赤外線ポートを取り払って、AV出力端子を設けている |
【PCG-C1VJ、PCG-C1VJ/BPの主な仕様】
(2000年9月8日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]
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