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日立、Rambusと和解。DDR SDRAMには割高のロイヤリティ

6月22日(現地時間)発表



 米Rambusは、現地時間の22日、株式会社日立製作所が同社と和解し、特許ライセンス契約を結んだと発表した。これに伴い、RambusがITC(米国国際貿易委員会)、米国連邦裁判所、独連邦裁判所に提訴していた訴訟を取り下げた。

 今回のライセンス契約では、日立はライセンス料とともに、四半期ごとのロイヤリティの支払いが定められている。ロイヤリティの支払い対象は高速メモリインターフェイス技術の特許で、SDRAM、DDR SDRAM、およびこれらのコントロールICにも及ぶ。また、パーセンテージは明らかにされていないものの、DDR SDRAMのロイヤリティはRDRAMのロイヤリティよりも高く設定されていると明記されており、今回の一連の訴訟がDDR SDRAMをターゲットとしたものであったことが明確となっている。

 Rambusは15日には東芝ともライセンス契約を結んでおり、今回訴訟対象となっていた日立がライセンスを結んだことで、各メーカーが順次ライセンス契約を結ぶ方向に進むと思われる。

□Rambusのホームページ(英文)
http://www.rambus.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.rambus.com/general/press_releases/pr_062200.htm
□ニュースリリース(和訳)
http://www.rambus.co.jp/company_information/press_releases/pr_062200.html
□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0006/0623a.html
□関連記事
【1月19日】米Rambus、RDRAMに関する特許違反で日立を提訴
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000119/rambus.htm
【3月24日】米Rambus、ドリームキャストなどの米国への輸入販売の差し止めを請求
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000324/rambus.htm
【3月28日】日立、米Rambusを反訴。損害賠償も請求
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000328/hitachi.htm
【4月12日】米Rambus、日立製作所をドイツでも提訴
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000412/rambus.htm
【4月20日】米ITC、Rambusの提訴を受け日立、セガの調査を開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000420/rambus.htm
【6月19日】東芝、Rambusとライセンス契約を締結
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000619/rambus.htm

(2000年6月23日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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