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■■インタウェア、Linux用TV/FMチューナー付きキャプチャカード
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991220/picpom.htm
●RPM(Red Hat Package Manager)
アールピーエム
Red Hat Softwareが開発した、ソフトウェアパッケージの管理システム。
同社のLinuxディストリビューション「Red Hat Linux(RHL)」用に開発されたツール(もちろんRHL以外でも利用できるオープンな汎用ツール)で、ソフトウェアのインストールやメンテナンス、ディストリビューション用のパッケージングなどを行なう。RPM形式は、このRPM用にパッケージされたソフトウェアの配布形式。
□Red Hat Software
http://www.redhat.com/
■■ダイアモンド、4スピーカー対応サウンドカード2製品
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991222/diamond.htm
●DirectSound 3D(DS3D)
ダイレクトサウンドスリーディー
Microsoftが開発した、DirectXのオーディオサービス「DirectSound」の3D API(Application Programming Interface)。
DirectXは、高速で柔軟なマルチメディアサービスを提供するために開発されたもので、'95年にGame SDK(Software Development Kit)という名でリリース。その主要コンポーネントの1つであるDirectSoundは、ゲーム開発に必要なWAVEオーディオのミキシング機能と、遅延の少ない再生機能を提供した。DirectSound 3Dは、'96年にリリースされたDirectX 3.0で追加されたこのDirectSoundの拡張機能で、3D音場をリアルタイムに制御する、いわゆるポジショナル3Dオーディオ機能を提供する。
DirectSoundのミキシング機能は、複数のWAVEソースをリアルタイムに合成し、WAVEデバイスに出力するもので、各ソースに対して、ボリューム(音量)、パン(左右のバランス)、ピッチシフト(音程)の設定が行なえる。最初のDirectSound 3Dは、基本的にはこれをそのまま発展させたもので、ソースやリスナーに対してステージ上の3D座標を定義。再生時には、それぞれの位置関係と向き、移動方向や移動速度から音の聞こえ方が計算され、定位とドップラー効果という形で再生音に反映される。ちなみに使用される座標系は、Direct3Dと同じものであり、グラフィックスとサウンドの同期が容易に行なえる。
当初は、ソフトウェアエミュレーションのみのサポートだったDirectSound 3Dだが、'97年リリースされたDirectX 5からは、パラメータをハードウェア側にリダイレクトし、ハードウェア側で処理する機能と、独自の機能拡張を利用するするためのインターフェイスが追加され、サウンドカードが持つ3Dオーディオ機能がフルに発揮できるようになっている。
□DirectXホームページ
http://www.microsoft.com/japan/directx/
【参考】
□DirectX
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971021/key3.htm#directx
□A3D(Aureal 3D)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981126/key56.htm#A3D
□EAX(Environmental Audio eXtensions)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990722/key85.htm#EAX
■■カシオ、世界初の腕時計型デジタルカメラと腕時計型MP3プレーヤー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000106/casio.htm
●CMOSセンサ(CMOS sensor)
シーモスセンサ
電荷の読み出しにCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor~相補型金属酸化膜半導体)スイッチを使った撮像素子。
デジタルカメラなどに使われている代表的な撮像素子には、CCDセンサがある。一般には単に「CCD」と呼ばれているが、CCD(Charge Coupled Device~電荷結合素子)は本来、電極に順に電圧をかけ、バケツリレー式に電荷を転送していく仕組みを指す。すなわち、光によって電荷を生じるフォトダイオードとCCDによる走査回路で構成したのが、現在広く使われているCCDセンサである。
CMOSセンサは、このCCDの代わりにスイッチ回路を使用したもので、各画素が1つのフォトダイオードとCMOSトランジスタを使ったスイッチで構成される。すなわち、格子状に並んだフォトダイオードそれぞれに、スイッチを取り付けた構造になっており、このスイッチを次々に切り替えて、1画素ずつ電荷を読み出していく。このような仕組みから、CCD特有のスミアが原理的に発生しない。消費電力が少ない(CCDの1/10程度)。単一の低電圧で駆動できる(CCDは通常3~4の電源が必要)。一般のチップと同じ製造ラインが使え、周辺機能と合わせたワンチップ化も可能(小型低価格化が可能)──といった様々なメリットが望める。しかし、スイッチングノイズなどに起因する雑音対策が難しく、実用化はなかなか進まず、CCD並みの高感度な製品が登場するのは、'97年に入ってからのことである。
【参考】
□CCD(Charge Coupled Device)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980324/key23.htm#CCD
□スミア(smear)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991028/key96.htm#smear
■■DVDベースの新型ゲーム機「NUON」、ついに製品化へ
~ Samsung、東芝がCESで実機を展示 ~
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000112/nuon.htm
●CD-I(Compact Disc-Interactive)
シーディーアイ
ソニーとフィリップスが'87年にリリースした「Green Book」に規定される、CDを応用したマルチメディア端末の規格。
CDは、'81年にオーディオメディアとしてはじめて登場。'84年には、これを応用してパソコンなどの記録メディアとして利用するための「CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)」のフォーマットが策定されている。CD-Iは、現在CD-ROMとパソコン、あるいは家庭用ゲーム機の組み合わせで行なっているようなインタラクティブな再生環境を、スタンドアローンのプレーヤーで実現するためのもので、メディアやデータのフォーマットだけでなく、ハードウェアやOS(Operating System)などを含んだプラットホーム全体を規定したものである。
要するに、CDを使った家庭用コンピュータ規格で、CPUにはMacintoshでもお馴染みのMotorola 68000系を使用。OSにはOS-9/68000(※1)をベースとしたCD-RTOS(Compact Disc-Real Time Operating System)が採用されている。メディアのフォーマットは、CD-ROM規格に準拠したもので(※2)、通常のCDオーディオのほかに、ADPCM(Adaptive Differential PCM)圧縮のオーディオフォーマットや、グラフィックスのフォーマットなども規定されている。
(※1)OS-9(Operating System-9)は、Microware SystemsがMotorolaの8bit CPU「6089」用に開発したOSで、OS-9/68000はその68000版。UNIXをモデルに開発され、マルチタスク、マルチユーザーをサポートするパソコン用OSとして、かつては一世を風靡したこともある。
(※2)パソコン用のCD-ROMでは、一般にエラー訂正機能も規定した「Mode1」というフォーマットが用いられるが、CD-Iでは、その記録領域も含むすべてをユーザーデータとして利用できる「Mode2」というフォーマットを使用。論理フォーマット(ファイルシステム)も、CD-ROM用に開発されたいわゆるハイシェラフォーマット(High Sierra Format)に準拠。これは、現在一般に使われているISO-9660に継承されている。
【参考】
□各種CD規格
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981007/key49.htm#Orangebook_part3
□CD-DA
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981015/key50.htm#CD_DA
□Super Audio CD(SACD)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990805/key87.htm#SACD
□CDエクストラ(CD EXTRA)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990610/key79.htm#CD_EXTRA
□Super VCD(SVCD)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990610/key79.htm#SVCD
□ブータブルCD
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981105/key53.htm#Bootable_CD
□Photo CD
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980715/key38.htm#Photo_CD
■■ヤマハ、キーボード用カラオケソフトを無償配布
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000112/yamaha.htm
●スタンダードMIDIファイル(SMF~Standard MIDI File)
スタンダードミディファイル
MMA(MIDI Manufacturers Association)が'91年に標準化した、MIDIの演奏データを記録するためのファイルフォーマット(※1)。
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は、電子楽器の演奏情報をやり取りするためのインターフェイス規格で、市販されているほとんどの電子楽器やサウンドカードがこのインターフェイスを備えている。MIDIのプロトコルは、例えば「鍵盤を押さえた」「離した」といった楽器の操作情報(イベント)を数値化し、そのままリアルタイムに伝送する。SMFの基本は、リアルタイムに発生するこのMIDIイベントにタイミング情報を付けて記録したもので、シーケンサソフトの汎用フォーマットとして広く普及している。
(※1)MIDIを使った推奨応用例(Recommended Practice)として「RP-001」に規定。一連の規格には、音源仕様のGM(General MIDI)や、音色データをやり取りするためのDLS(Downloadable Sounds)なども規定されている。
●XFフォーマット
エックスエフフォーマット
SMF(Standard MIDI File)をベースに、ヤマハが拡張したMIDIの演奏データを記録するためのファイルフォーマット。
SMFは、MIDIで伝送される演奏情報を記録することが主体となっている。タイトルや歌詞などの楽曲に付随する各種情報も記録できるようになってはいるが、実用に沿った明確な規定が成されているものは少ない。XFフォーマットは、SMFをベースに仕様のあいまいな部分を明確化。より詳細な情報を記録できるよう、新たな機能を追加規定している。
具体的には、カラオケに対応できるよう、歌詞情報の記述方法を明確化。テロップシーケンスや、コード、フレーズマーク、運指などのスタイルメッセージが記録できるように拡張され、様々な楽曲情報を記録するためのヘッダも付加されている。
□MMA(MIDI Manufacturers Association)
http://www.midi.org/
□AMEI(Association of Musical Electronics Industry~社団法人音楽電子事業協会)
国内のMIDI規格を管理している団体
http://www.amei.or.jp/
□ヤマハXGホームページ
http://www.yamaha.co.jp/xg/
□ヤマハXG DevZone(XFの仕様書はここにあります)
http://www.cyber-bp.or.jp/yamaha/devzone/index.html
【参考】
□MIDI(Musical Instrument Digital Interface)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980224/key19.htm#MIDI
□シーケンサソフト
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990218/key65.htm#sequencer
□XG
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980617/key34.htm#XG
□GM(General MIDI)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980224/key19.htm#GM
[Text by 鈴木直美]