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■■松下、COOLSHOTIIのメガピクセル機
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980316/pana.htm
●CCD (Charge Coupled Device)
シーシーディー
電荷結合素子といい、本来は、電荷をバケツリレー式に転送する機能を持つ素子全般を指すことばだが、現在は、電荷の読み出しにこのCCDを用いたCCD撮像素子のことを一般にCCDと呼んでおり、ビデオカメラやデジタルカメラ、イメージスキャナ等のイメージデバイス全般で使われている。
光を電気信号に変換するデバイスを撮像素子といい、古くは(といってもはじめて登場したのが'60年代)、テレビカメラに用いられていた撮像管がこれにあたる。
撮像管は、ちょうどブラウン管の逆のことを行なう真空管であるのに対し、現在は、ほとんど全てのカメラが、フラットパネルディスプレイの逆のことを行なう半導体タイプに移行。CCDが撮像素子そのものを指すほどに、このCCDを用いたものが広く普及している。
CCD撮像素子は、照射された光によって電荷を生ずるフォトダイオードという半導体と、発生した電荷を次々に取り出して転送する回路から成り、本来の意味のCCDは、この後者の部分を担当している。
具体的な構造は、シリコン基板上にフォトダイオードと電極を碁盤目のように(この数がCCDの画素数になる)配置する。この碁盤目部分に、フィルムと同じようにレンズを通した光学像を結ぶと、個々のフォトダイオードは、受光した光の強弱に応じた電荷を発生する。蓄積された電荷は、電極に交互に電圧をかけていくことによって、ちょうどポンプで押し出されるように隣の電極に移動し、最終的にひとつずつ出力される。これを増幅したり、デジタル値に変換することによって、2次元の画像データを生成する(ビデオの場合には、このプロセスを延々と繰り返して、連続した静止画を生成する)。ちなみに、カラー画像を生成する場合には、安価なものでは3回に分けて、高価なものでは2板式や3板式のCCDを使用している。
■■松下インターテクノ、miro VIDEOシリーズを一新
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980318/dv300.htm
●LANC (Local ApplicatioN Control bus system)
ランク
ソニーが開発した、民生用ビデオ機器の制御を行なうためのインターフェイスで、Control Lとも。主に編集機にビデオデッキやビデオカメラを接続して制御するためのもので、同様のものには、松下の「編集5ピン(Panasonic 5-pin あるいは Control M)」やビクターの「JLIP(Joint Level Interface Protocol)」などがある(もちろん互換性は無いが)。
LANCは、物理的にはステレオミニジャック(あるいは5ピンのミニDIN)を使用したシリアルインターフェイスで、1つの回線を使って双方向のコミュニケーションを行なう。
具体的には、制御コマンドや各種情報の取得、タイムコード(テープに記録された時、分、秒、フレームから成る絶対時間を示す情報~機器によってはテープカウンタの場合もある)の送信、走行中のトラックパルス(1フィールド単位の60Hz(NTSC)または50Hz(PAL)の信号)の送信などが行なえるようになっており、ビデオ編集に必要な細かな機器の制御が可能である。
ソニーのAV機器では、このLANCの他にも以下のようなインターフェイスが使われている。
●ノンリニア編集 (NLE~NonLinear Editing)
ハードディスク等のランダムアクセスが可能なメディアにビデオ素材を記録し、PC等を使って行なうビデオ編集。
リニアは「線状の…」という意味で、頭から順番にしかアクセスできないシーケンシャルなメディアであるテープを指している。このテープを使ったオーソドックスなビデオ編集(リニア編集)は、基本的に必要なシーンを順にプリントしていくスタイルである。メディア自体のアクセス速度も遅い上、編集が複雑になればなるほど作業時間は膨大になり、後から部分的な修正を行なうのも難しくなってしまう。これに対し、ハードディスクに記録されたデータは、高速なランダムアクセスが可能であり、カットやコピー&ペースト感覚の編集が行なえ(実際にデータを切り貼りしてしまう破壊的な編集ではなく、編集点を記録するだけの非破壊的な方法がとられる)、部分的な編集ややり直し等も容易である。また、PCが作り出す文字やグラフィックスとの融合や特殊効果が利用できるなどのメリットもある。
■■エプソン、低価格のA4レーザープリンタ2機種
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980319/epson.htm
●ESC/P(Epson Standard Code for Printer)
●ESC/Pスーパー(ESC/P Super)「ESC/PS」と略すこともある
●ESC/Page(Epson Standard Code for Page Printer)
イーエスシーピー
イーエスシピースーパー(イーエスシーピーエス)
イーエスシーページ
セイコーエプソンが開発したプリンタの制御コード。「ESC/P」は、もっとも基本となるコードセットで、ドットマトリックス式プリンタ(インクの付いたリボンを叩いて印刷するプリンタ)をはじめとするラインプリンタ(1行ずつ印刷するプリンタ)の標準的な制御コードとして多くのメーカーで採用されている。海外では、これがほぼ標準的な扱いなのだが(DOSも標準でサポート)、国内の場合には、日本電気のPC-PR系のプリンタが採用していた制御コードが広く普及していた。「ESC/Pスーパー」は、このPC-PRとESC/Pの双方の制御コードに対応した拡張版で(スーパーは、スーパーセットかスーパーモードという意味だろう)、両者のコードは自動的に判別され、制御モードが切り替わるようになっている。
「ESC/Page」は、同社がページプリンタ向けに開発した制御コード(ページプリンタの場合はページ記述言語と呼ぶことが多い)。文字やビットマップを行単位で出力するラインプリンタと違い、ページプリンタは1ページ分のイメージを生成してから出力するプリンタなので、ページ内での位置制御やグラフィックス描画、オーバーレイ(重ね合わせ)など、多彩な機能が組み込まれている。
[Text by 鈴木直美]