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インテル、BaniasとHT対応Pentium 4
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東芝のBanias搭載機 |
10月4日
インテル株式会社は4日、メーカー、販売店、報道関係者向けに開催したセミナーにおいて、Banias搭載機およびHyper-Threadingテクノロジ対応Pentium 4(HT対応Pentium 4)搭載機の試作機を展示した。国内での両CPU搭載機の公開は初。
ここでは展示会場の様子をレポートする。セミナーについては関連記事を参照されたい。
●NEC、松下、東芝のBanias搭載機を展示
Banias搭載機はNEC、松下、東芝から1機種ずつ計3機種が展示された。NECは「VersaPro NX SERIES」と表記されたA4オールインワンノートPC、松下はLet'snote CF-L2ベースの2スピンドルA4シン&ライトノートPC、東芝はDynaBook SSベースとみられるシングルスピンドルB5ファイルサイズノートPCで、Banias搭載が予想される3つのフォームファクタが揃った。いずれも9月に米国で開催されたIntel Developer Forum 2002で展示されたものとみられる。
NECのBanias搭載機はA4オールインワン。試作機らしく、本体細部の仕上げは荒い | 「VersaPro NX」と表記されている | Baniasのロゴが付いていた |
松下はシン&ライトノートPCにBaniasを搭載 | CF-L2のロゴがそのまま付いている | 「Banias in L2」というステッカーが貼られている |
東芝はDynabook SSベースのシングルスピンドル機を展示 |
搭載されたBaniasのクロックや電圧等は明かされなかったが、いずれもチップセットにOdem、無線LANチップにCalexicoを搭載しているという。グラフィック統合型チップセットのMontara-GMは展示されなかったようだ。
いずれも手を触れることが禁じられていたため、このほかのスペック等は不明。また、いずれも電源が投入されWindows XPが動作していたが、展示会場ではそれ以上のデモンストレーションは行なわれず、パフォーマンスなども不明である。
●HT対応Pentium 4搭載機はNECのミニタワー型Mate
HT対応Pentium 4搭載機は、NECのミニタワー型Mateが展示された。こちらも手を触れることはかなわず、クロックが3.06GHzであること以外は不明である。
また、セミナーでのデモと同様にCeleron 1.20GHz搭載機とのパフォーマンス比較も行なわれていた。
このほかPentium 4対応ソフトとして、11月7日発売のオンラインRPG「FINAL FANTASY XI for Windows」などが展示されていた。
HT対応Pentium 4を搭載したNEC Mate | HT対応Pentium 4 3.06GHzとCeleron 1.20GHzのパフォーマンス比較。セミナーでのデモと同様に、熱帯魚シミュレーションソフト、MPEGエンコーダ、DVD再生を同時に実行し、マルチタスク環境での強みを誇示した | 11月7日発売のFINAL FANTASY XI for Windowsをデルのマシンでデモした |
□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□関連記事
【9月10日】Banias、LaGrande、Madisonなど盛りだくさんの内容
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0910/idf02.htm
【9月11日】これがBaniasプラットフォームだ
~CPUマイクロアーキテクチャ編
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0911/idf03.htm
【9月12日】これがBaniasプラットフォームだ
~Banias搭載のThinkPad X31などが公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0912/idf04.htm
【9月12日】Hyper-Threading Technologyに対応したHTT Pentium 4 3.06GHz
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0912/idf05.htm
(2002年10月4日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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