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DOSも使えるOS/2後継の「ArcaOS 5.0」がついに提供開始

OS/2のシェルに加えて、DOSと互換性を持ったプロンプトも装備。“これが真のOS/2のパワーだ”と謳っている

 IBMがかつて開発していたOS、「OS/2 Warp」の正統後継となる「ArcaOS 5.0」が、15日(米国時間)Arca Noaeより提供開始となった。ライセンスは個人向けと商用の2種類で、価格はそれぞれ129ドル、229ドル。個人向けは現在99ドルで提供している。

 ArcaOSは2015年発表時に、2016年第3四半期のリリースをアナウンスしていたが、その後2017年3月31日のリリースへ延期。しかし直前でリリースを4月15日に延ばすと発表。ところがその4月15日になっても、サイト上に情報がなかった。

 開発者のLweis Rosenthal氏は4月16日に“今週にリリースする”とブログを投稿していたが、結局4月23日になって公開されたのは、その価格とライセンス体系だけであった。

 このままお蔵入りしてしまうのかと危惧もしたが、5月15日に、ようやくArcaOS 5.0の提供開始をアナウンス。ところがサーバーの不調により、Arca Noaeのサイトにアクセスできないといったトラブルに陥り、Lweis氏はメールでの対応に追われた。5月23日現在、ストアを含む同社のサービスはおおむね順調に走っているようだ。

 ArcaOS 5.0のスクリーンショットも公開されているので、興味はあるけどインストールまでは難しいというユーザーは、スクリーンショットでその世界観を楽しんでいただきたい。

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